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北日本や北陸は湿った雪や雨 雪解けによる落雪などに注意

2021/01/13 11:44 ウェザーニュース

年末以来、日本列島は上空の強い寒気に覆われることが多くなっていましたが、今日13日(水)は寒気が後退しています。

北日本や北陸では天気が崩れていますが、寒気後退の影響で、北陸は雨がメイン、東北でも雪ではなく雨になっている所があります。

新潟県の室谷で9時までの1時間に5.5mmの降水を観測したほか、北陸では広範囲で1時間に5mm前後の降水を観測しています。

この周辺では積雪量が減っているため、雪ではなく雨であったと見られます。

融雪災害に注意を

今日は低気圧・前線の通過により、北日本や北陸では湿った雪や雨が降りやすい予想で、落雷や突風、あられなどのおそれもあります。

北陸をはじめこれまでに大雪となっているエリアでは、様々な融雪災害の危険性が高まります。

積もった雪の上に雨や湿った雪が降ることで雪の重みが増し、カーポートやビニールハウス等の構造物が倒壊したり、屋根の雪が落下したりする可能性があります。

また、通常なら影響が出るほどではない雨でも、道路脇に多くの雪が残っていることで排水が滞り、雪どけ水が加わって道路冠水が発生することがあります。除雪が進んでいる道路でも運転時は注意が必要です。

降り方が落ち着いている時に雪下ろしや除雪作業をする場合は、複数人で声を掛け合って、安全に行うようにしてください。
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