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次の週末は北日本で荒天か
大学入学共通テストへの影響懸念

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2021/01/11 15:03 ウェザーニュース

次の週末の1月16日(土)から17日(日)にかけては、低気圧が急速に発達しながら北日本を通過し、いわゆる「爆弾低気圧」級の猛発達となる可能性が高まっています。この影響で北日本を中心に非常に強い風が吹き、猛吹雪となるおそれがあります。

この週末はちょうど大学入学共通テストの第1日程が予定されていて、試験実施への影響が懸念されます。今後の情報に注意してください。

24時間に30hPa近い猛発達か

気象庁の数値予報天気図によると、16日(土)21時には中心気圧1000hPaの低気圧が北海道付近に予想され、17日(日)21時には968hPaの低気圧が千島列島付近に予想されています。つまり24時間で32hPaの発達ということになります。

数値予報天気図はコンピュータの生の計算結果であるため、過剰な表現となる場合もありますが、これに近い発達をした場合は24時間で24hPa以上の発達をする爆弾低気圧級になるものと考えられます。

低気圧の近傍では等圧線が密になっている様子がわかりますが、こうなると気圧の傾きが急なため、非常に強い風が吹くことが予想されます。北日本を中心に暴風や高波の可能性が高く、猛吹雪になるおそれがあります。また、寒気の流れ込みが強まる影響で、再び北日本から北陸の各地で雪が強まるおそれがあります。

16日(土)から17日(日)にかけては、「大学入試センター試験」を置き換える「大学入学共通テスト」の第1日程が予定されていて、大半の受験生がこの第1日程を利用するといわれています。電車やバスの運休や大幅な遅延が発生する可能性があるため、公共の交通機関を利用する場合は代替手段も検討をしておいた方が良さそうです。万全の状態で受験が出来るよう、周囲のサポートもよろしくお願いします。
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