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北陸では一旦減った積雪が再び増加 今夜は一連の寒波最後の強い雪に警戒

2021/01/10 20:44 ウェザーニュース

上空5000m付近で-36℃以下の強い寒気を伴った気圧の谷が北陸地方に近づいています。JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)周辺の雪雲が夜になって活発になり、昼間は小康状態となっていた北陸地方で雪が強まってきました。

17時~20時にかけての3時間で、福井県福井市で6cm、石川県輪島市や新潟県柏崎市では8cmの雪が観測され、各地で積雪は増加に転じています。気圧の谷が通過する今夜遅くが雪のピークで、明日11日(月)の朝にかけて強く降る見込みです。
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山沿いは一晩で30~50cmの積雪も 明日日中は雪が収まる

11日(月)朝までの積雪の予想
明日11日(月)朝までの一晩で新たに積もると予想される雪の量は、山沿いの多い所で30~50cm以上に達する見込みです。平野部でも10~30cmの雪が積もる予想で、局地的にはこれよりも多くなるおそれがあります。

すでに記録的な雪となって除雪が追い付いていない所が多い上に、さらに雪が積もることで危険な状況になることが考えられます。周囲の状況が確認しにくい夜間帯の除雪作業は極力避け、明日の朝に明るくなってから、安全を確保しつつ進める必要があります。車の通行が難しい道路も増えていますので、できるだけ移動は避けてください。

一連の寒波による強い雪は今夜から明日朝で最後となり、明日の午後はようやく雪が収まる見込みです。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ROUTE 8さん