国内:三陸沖でM5近い地震が頻発
震度3以上を観測する地震の発生はなかったものの、三陸沖でやや地震が多くなりました。7日(木)6時07分頃に発生した地震はマグニチュードが4.9、深さは約59kmと推定されています。この地震では岩手県釜石市で震度1を観測しています。また、7日(木)4時13分頃にマグニチュード4.7、9日(土)14時36分頃にマグニチュード4.6の地震が発生しました。
それぞれの地震の震源は少しずつ離れているものの、いずれも2011年に発生した超巨大地震の余震域で、活動の一環と考えられます。
三陸沖を震源とする地震は陸地から少し離れていることもあり、規模の割には陸地での揺れは大きくありません。この領域で震度3以上を観測する地震は2019年11月29日のマグニチュード5.6が最後です。
ただ、こうした陸地から遠い震源で強い地震が発生した場合は、揺れが小さいにも関わらず、津波が発生するケースがあります。1933年の昭和三陸地震や1896年の明治三陸地震など大きな被害を引き起こした地震もあり、特に長い時間に渡ってゆらゆらとした揺れを感じるような時は、地震や津波の情報を念のため確認する習慣を持っておくと良さそうです。
それぞれの地震の震源は少しずつ離れているものの、いずれも2011年に発生した超巨大地震の余震域で、活動の一環と考えられます。
三陸沖を震源とする地震は陸地から少し離れていることもあり、規模の割には陸地での揺れは大きくありません。この領域で震度3以上を観測する地震は2019年11月29日のマグニチュード5.6が最後です。
ただ、こうした陸地から遠い震源で強い地震が発生した場合は、揺れが小さいにも関わらず、津波が発生するケースがあります。1933年の昭和三陸地震や1896年の明治三陸地震など大きな被害を引き起こした地震もあり、特に長い時間に渡ってゆらゆらとした揺れを感じるような時は、地震や津波の情報を念のため確認する習慣を持っておくと良さそうです。
世界:ニュージーランドの北、ケルマディック諸島でM6以上が相次ぐ
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は4回発生しました。そのうち2回はニュージーランドの北にあるケルマディック諸島近海で起きています。
日本時間の1月8日(金)にケルマディック諸島近海でマグニチュード6.3の地震が発生しました。深さが約224kmの深発地震だったため、震央周辺でも強い揺れにはなっていません。また、その2日前の6日(水)にもマグニチュード6.2の地震が起きています。こちらの地震は深さが約26kmと浅い地震です。
2つの地震の震央は近いものの、深さが大きく違いまったく違う地震です。メカニズムも8日(金)の深発地震が正断層型だったのに対し、6日(水)の浅い地震は逆断層型でした。
ケルマディック諸島付近は太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界に当たるため地震が多く、複雑なテクトニクスとなっているため、様々なタイプの地震が発生します。
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日本時間の1月8日(金)にケルマディック諸島近海でマグニチュード6.3の地震が発生しました。深さが約224kmの深発地震だったため、震央周辺でも強い揺れにはなっていません。また、その2日前の6日(水)にもマグニチュード6.2の地震が起きています。こちらの地震は深さが約26kmと浅い地震です。
2つの地震の震央は近いものの、深さが大きく違いまったく違う地震です。メカニズムも8日(金)の深発地震が正断層型だったのに対し、6日(水)の浅い地震は逆断層型でした。
ケルマディック諸島付近は太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界に当たるため地震が多く、複雑なテクトニクスとなっているため、様々なタイプの地震が発生します。
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参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。