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北陸は積雪の増加がまだ止まらず 明日は大雪落ち着くも除雪作業は注意

2021/01/09 15:33 ウェザーニュース

9日(土)午後も冬型の気圧配置は継続しており、日本海側の各地は雪雲に覆われています。発達した雪雲が次々に通過している北陸地方は積雪の増加が止まりません。引き続き警戒が必要です。

活発な雪雲の列が北陸に

9日(土)午後の気象衛星可視画像
気象衛星ひまわり8号の可視画像を見ると、北よりの風と西よりの風がぶつかることで形成されるJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)は、石川県と福井県の県境付近にかけて伸びており、この周辺の非常に発達した雪雲が次々に流れ込んでいます。

この地域では昨日以上に雪が強く、福井市では15時までの6時間だけで新たに24cmの雪が降り、積雪は96cmまで増加しました。富山県から新潟県にかけての強い雪も継続し、富山市の積雪は122cmです。

短期間で急激に積雪が増加することで、立ち往生などの交通障害が発生しやすくなりますので、車での移動を含め、雪の強い時間帯の外出はできるだけ避けるようにしてください。
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除雪作業は入念な安全確認を

10日(日)夕方までの積雪の予想
今夜にかけて活発な雪雲が石川県や福井県を中心とした北陸地方に流れ込みやすい状況が続き、6時間で20cmに達するような急激な積雪の増加のおそれがあります。明日10日(日)午後になると強い寒気が東に離れるため、雪のピークは過ぎる見込みです。

それでも明日10日(日)夕方にかけての24時間の積雪の予想は、北陸の山沿いで50cm以上、平野部でも20~50cmの積雪が予想されます。山陰から近畿北部、北日本の日本海側でも20cm前後の雪が予想され、強い風により吹き溜まりになるとさらに多くなる所があります。九州は今夜、一時的に雪の強まる可能性があり、山沿いでは10cm前後、市街地でも数cm程度の雪が積もる予想です。

倒木や樹木の垂れ下がりによる停電や鉄道の線路支障が発生したり、積雪による線路のポイント故障や路面凍結によるスリップ事故の発生、都市高速の通行止め、立ち往生による大規模な車両滞留などに発展するおそれがあります。屋根からの落雪の危険性も高まり、山間部では雪崩に警戒が必要です。

雪が落ち着いたタイミングで除雪作業を行う方が多いかと思われますが、大量の雪が降ったため普段よりも危険性が増しています。入念な安全の確保をした上で、作業を行ってください。
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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構