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北陸や東北は暴風雪に厳重警戒 九州など明後日にかけ大雪に

2021/01/07 17:16 ウェザーニュース

低気圧が今夜にかけて急速に発達しながら北日本を通過する影響で、いわゆる「爆弾低気圧」と呼ばれるほどの猛発達をする予想で、北陸や東北では暴風雪に警戒が必要です。

この低気圧の通過後は非常に強い寒気が流れ込んで広範囲で雪が降り、北陸などで大雪となるほか、九州などでは異例の積雪となるおそれがあります。

山形県では42.2m/sの暴風を観測 今夜にかけ猛吹雪に警戒

低気圧が発達しながら日本海を東進しています。この低気圧の周辺では気圧の傾きが急になっていて、非常に強い風が吹いています。

16時までに観測された最大瞬間風速は、山形県酒田市(離島)の飛島で42.2m/s、石川県輪島市の三井で39.6m/s、新潟県佐渡市の両津で38.5m/sなどとなっています。

西日本から徐々に風のピークは越えてきていますが、北日本ではあす朝にかけて暴風や暴風雪に警戒してください。
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九州は数年ぶりの大雪のおそれ

9日(土)までの新たな積雪増加予想
低気圧通過後は強い冬型の気圧配置となって、上空1500m付近で−9℃以下の強い寒気が東日本や西日本のほぼ全域を覆う予想です。既に西日本には寒気が流れ込んでいて、今朝から広範囲で雪が降っています。

日本海側の地域を中心に大雪となり、北陸など雪雲のかかりやすい場所では120cmもの積雪増加が予想されます。発達した雪雲の一部は山を越えて瀬戸内や太平洋側にも流れ込み、普段雪のほとんど降らない地域でも積雪となるおそれがあります。

特に、九州では当初の予測よりも気象状況が悪化していて、9日(土)にかけて断続的に雪が降る予想です。雪のピークは今夜から明日8日(金)の朝と明日夜の2回となる見込みで、10日(日)朝までの積雪の増加は九州山地の山岳部では30〜40cmに達する可能性があります。

ウェザーニュースの予想では、九州北部の平地でも15〜20cmの積雪があるとみています。福岡市の市街地でも5cm以上の雪が積もって、ここ数年にない大雪となるおそれがあります。
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普段それほど雪の降らない地域でこれほどの雪が降ると、倒木や樹木の垂れ下がりによる停電や鉄道の線路支障が発生したり、積雪による線路のポイント故障や路面凍結によるスリップ事故の発生、都市高速の通行止め、立ち往生による大規模な車両滞留などに発展するおそれがあります。万が一九州道などで長期の通行止めが発生すると、物流の停滞により、今後スーパーやコンビニなどで食料品などの品薄状態となる可能性もありますが、買い占めはおやめください。

積雪や路面凍結によりスリップ事故等の発生が懸念されます。冬用タイヤやタイヤチェーンなどを装備していない車の運転はおやめください。
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低温、水道管凍結にも注意

西日本や東日本の予想気温
上空の寒気の影響を受けて、地上も真冬の寒さになります。晴れる所では朝に氷点下の冷え込みが予想されているほか、福岡では明日8日(金)の最高気温が摂氏1℃と予想されるなど、昼間も厳しい寒さとなります。

気温が氷点下になるような日には、水道管などの設備が凍結して給水が不能になったり、最悪の場合は設備が損傷したり水道管が破裂してしまうこともあります。十分注意してください。
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