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強烈寒気で暖房需要が増加 無理なく出来る節電対策

2021/01/11 10:01 ウェザーニュース

ここ最近、全国的に寒い日が続いていますが、東京では久々の雨となる明日は最高気温が6℃と厳しい寒さが予想されています。
ご自宅では、リモートワークなどで暖房を1日フル稼働にして過ごしている方も多いかと思います。

特に東京電力・関西電力で需要増加

そんな中で10日(日)の夜、電力事業連合会から「電力の需給状況と節電へのご協力のお願いについて」の発表がありました。

この寒さが続く中で需要が急激に高まり、各電力会社はフル稼働での供給にあたっているとのことですが、天候不順や厳しい寒さは今後も続くことが予想され、太陽光発電からの発電量も多くは見込めない状況などを考慮し、節電の協力を訴えています。

スグ出来る 暖房の節電術

電力事業連合会からは、暖房機器ではなく照明やその他電気機器の節電を提案していますが、家庭の消費電力の内訳を見ると、エアコンの消費電力量が一番多いのだそうです。この冬は、感染症対策の1つとして、こまめな換気も必要となっており、いつも以上に電力の消費量が増えているかもしれません。

無理に寒さを我慢する必要はないと思いますが、エアコンを使用する際、節電につながるちょっとした心がけをご紹介したいと思います。

1、換気以外のタイミングでは暖気を逃さないようドアや窓の開け閉めを減らす

2、カーテンやブラインドなどで熱の出入りをカット

3、カーディガンやひざかけ、靴下など体感温度を上げる工夫をする

4、エアコンの風向板は下向きに調節。また、扇風機を併用して、天井にたまりがちな暖気を循環させ


5、外出時や寝る15~20分前にはスイッチをオフ

6、室外機まわりはスッキリさせ、エアコンの効率を上げる

暖房の他にも・・節電術いろいろ

他にも、
・洗濯は晴れる翌日にする
・ノートパソコンは夜のうちに充電して、昼間はバッテリーで過ごす
・夕ご飯はガスだけで調理できるものに
など、電気のピークをずらすことも節電対策になります。

明日の関東は寒さのピーク

明日12日(火)は南岸低気圧の影響で関東や関西では雨や雪となり、昼間の気温は東京は5℃、大阪も6℃の寒さが予想されています。

特に、平日は電力需要が多い傾向なのだそうです。
週後半は少し寒さが緩んでくれそうですが、引き続き暖房の使用頻度が増える事が想定されますので、無理のない範囲で節電の心がけをお願いします。
» <GPS検索>この先の予想気温

参考資料など

電気事業連合会HP
プレスリリース・お知らせ(https://www.fepc.or.jp/about_us/pr/oshirase/__icsFiles/afieldfile/2021/01/10/press_20210110.pdf)
電力広域的運営推進機関HP
経済産業省 資源エネルギー庁(https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/setsuden/archive/2014winter/todo/todo_winter_01.html)