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低気圧が猛発達して暴風雪に 明日8日(金)にかけて冬の嵐に厳重警戒

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2021/01/07 06:52 ウェザーニュース

今日7日(木)は日本海で低気圧が急発達しており、今夜にかけて北日本を通過する見込みです。
すでに、暴風雪警報や暴風警報が発表されているところがあります。このあとは全国の広い範囲で風が吹き荒れ、台風並みの暴風や湿った雪が加わることによる猛吹雪に警戒をしてください。

40m/sを超える台風並みの暴風で猛吹雪に

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停電リスク予測マップ
「停電リスク予測マップ」は、過去の大雪の際にウェザーニュース会員から得られた停電報告と気象データとの相関を元に、大雪や暴風による停電の可能性を表示しています。

低気圧に近い東北日本海側などで風の強まっており、日付が変わってから6時30分までの最大瞬間風速は山形県飛島では33.1m/sと30m/sを超える暴風を観測。新潟県寺泊で28.1m/s、秋田県にかほでも28.0m/sを観測しています。

今夜にかけて低気圧がさらに発達するため、日本海側、太平洋側ともに瞬間的に30m/s以上、場所によっては40m/sを超えるような暴風が予想されます。暴風による鉄道をはじめとした交通機関の遅れや運転見合わせ、飛来物による建物の損壊などに警戒が必要です。

また、北海道の道東オホーツク海側などでは、暴風雪によるホワイトアウトや吹き溜まりなども懸念されます。

30~40m/sの暴風に加えて、低気圧が近づく北日本では湿った雪が強く降るため、着雪によって送電施設が影響を受ける可能性も考えられます。ウェザーニュースによる停電リスク予測では、北日本から北陸にかけての広い範囲や山陰、瀬戸内海の沿岸部などで停電のリスクが高まる見込みです。

雪や風のピーク時は外出が難しくなりますので、停電などへの備えは早めに済ませるようにしてください。
>>今いるところの停電リスクを確認〔会員メニュー〕

西日本の市街地で積雪 北陸は1m超の大雪

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新たな積雪増加量 10日(日)朝までの予想
低気圧が東に進むに連れて、日本付近は西から強い冬型の気圧配置となり、年末から年始に日本列島を襲った「年越し寒波」以上の強い寒気が南下する予想です。九州や中国四国などの西日本でも内陸部や山沿いを中心に大雪への警戒、福岡や広島などの市街地でも積雪に対する備えが必要になります。

日本海から発達した雪雲が流れ込みやすい北陸などでは、集中的に雪が降る見込みです。山沿いの多いところでは10日(日)朝までに1~2mの大雪となる可能性があります。

積雪による交通障害(立ち往生に起因する大規模な車両滞留など)や、小屋などの倒壊などに対して、厳重な警戒が必要です。
>>このあとの詳しい積雪予想〔会員メニュー〕

外出危険な時間帯が長く、備蓄の準備を

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雪と風のピーク
この後は日本海側から強い風の範囲が拡大し、夕方以降は北日本の太平洋側でも風が強まって、暴風雪となる見込みです。関東でも南部の沿岸を中心に今日7日(木)午後は西よりの暴風となるおそれがあります。

雪も次第に強まり、8日(金)は低気圧の影響で北海道の太平洋側やオホーツク海側、東北の太平洋側でも強い雪の降る所がある予想です。9日(土)にかけて冬型の気圧配置となり、日本海側の雪は続きます。

数日に渡って外出が難しくなることも考えられますので、燃料や食料の備蓄はしっかりと行ってください。
>>1時間ごとの天気・風の予想

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