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7日から爆弾低気圧通過か その後に強い寒気流入 暴風や大雪に警戒

2021/01/03 12:40 ウェザーニュース

年越し寒波がピークを越えたあと、来週後半には次の荒天が予想されます。

来週7日(木)から8日(金)にかけて低気圧が急速に発達しながら北日本付近を通過し、その通過後に非常に強い寒気を北から引き込む予想です。

日本海側を中心に暴風が予想され、西日本から北日本で再び大雪となるおそれがあります。今後の情報に注意してください。

日本海で発生する低気圧が急発達 暴風警戒

6日(水)頃に日本海で低気圧が発生し、7日(木)から8日(金)朝にかけて急速に発達しながら北日本付近を通過します。発達の割合が著しく、中心気圧は24時間に約24hPa程度かそれ以上も低下し、いわゆる「爆弾低気圧」と呼ばれるほどの急発達になる予想です。

低気圧が急速に発達する影響で、この低気圧と大陸の高気圧との間では気圧の傾きが大きくなり(等圧線が密:短距離で気圧差が大)、非常に強い風が吹く見込みです。

西日本から北日本にかけての沿岸に地域を中心に、暴風雨や暴風雪に警戒してください。飛来物だけでなく、停電等にも注意が必要です。

低気圧通過後は非常に強い寒気が南下

低気圧の通過後は北から強い寒気が引き込まれるため、大雪に注意・警戒が必要です。

8日(金)頃には、上空約1500mで−15℃以下という西日本では滅多にないレベルの強い寒気が九州や山陰付近にまで南下する可能性があります。降水があれば平地でも雪になる目安とされる、上空約1500mで−6℃以下の寒気は、東日本や西日本のほぼ全域を覆う予想です。

海面と上空の気温差が大きくなると雪雲が発達するため、日本海側の地域を中心に北日本から西日本にかけての広範囲で雪が降る可能性があり、場合によっては大雪となるおそれがあります。交通機関に影響が出るおそれがあるため、今後の気象情報に注意してください。

東京や大阪、福岡も連日氷点下の冷え込みに

10日間天気予報・予想気温
強い寒気の影響で、西日本や東日本の都市部でも非常に強い冷え込みとなることが予想されます。8日(金)から三連休にかけては連日氷点下の冷え込みとなるほか、福岡では8日(金)の最高気温が1℃と予想されるなど昼間もあまり気温が上がりません。

万が一、暴風などにより停電が発生して暖房家電が使えなくなると、屋内でも凍える寒さとなってしまいます。念のため灯油の補充やカイロの準備などもしておいたほうが良さそうです。
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