facebook line twitter mail

北日本や北陸はさらに積雪増加 大雪への警戒続く

2021/01/02 09:32 ウェザーニュース

冬型の気圧配置が続き、北日本日本海側から北陸、山陰にかけて雪や雨が降っています。

山沿いを中心に雪が強く降っている地域では積雪による交通障害(立ち往生や車両停滞)や吹雪による視界不良、積雪による小屋や構造物の倒壊、倒木や着雪による停電の発生に厳重な警戒が必要です。また、雪の降り方が落ち着いている時に行う除雪作業などの際は十分に安全を確保してください。

2mを超える積雪の深さのところも

2日(土)朝の9時までの24時間で降った雪の量は山形県肘折で63㎝、積雪深は257cmに達しています。また、新潟県の十日町では24時間で52cmの雪が降り、積雪深は202cmに達しました。
>>各地の注意報・警報

さらなる積雪増加に警戒

5日(火)9時までの積雪増加の予想
北日本日本海側や北陸信越エリアでは今後も断続的に強い雪が続き積雪がさらに増す見込みです。5日(火)朝までに山形県や新潟県の山沿いを中心にさらに50cm以上の雪が積もる恐れがあります。

雪が小康状態になったら安全を十分に確保した上で除雪作業をするようにしてください。逆に雪が強まっている時間帯はなるべく外出を控えて安全な屋内で過ごすようにしてください。
» このあとの積雪予想を確認(会員限定)

立ち往生や停電など雪への備えを

短期間に大量の雪が降る状況で、動けなくなる車が出ると大規模な立ち往生につながります。車での移動は極力避けてください。止むを得ず車を運転する場合は冬用タイヤや滑り止め、スタックした時の装備や準備が欠かせません。

最新の気象情報や道路交通情報、運行情報をしっかりと確認の上、慎重な行動をお願いします。

大量の雪や強風による倒木の影響で停電の発生することもあります。暖房が使用できなくなった場合に備えて、電気以外の暖房器具やカイロ、懐中電灯の準備をしておくと良さそうです。
» 関連記事 来週後半は再び大寒波の恐れ 低気圧が猛発達
» GPS検索 ピンポイント予報

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
KORさんより