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24時間で1m近い積雪を観測 年越しも大雪・吹雪に引き続き警戒

2020/12/31 10:43 ウェザーニュース

年越し寒波の襲来により日本海側の広い範囲で雪が降り、中国地方の山沿いでは記録的な大雪になった所があります。鳥取県大山町では31日(木)10時までの24時間に降った雪の量が96cmに達しました。

年明けにかけて引き続き、積雪による交通障害(立ち往生に起因する大規模な車両滞留など)や、吹雪による視界不良、小屋などの倒壊、着雪による停電などのおそれがあるため、厳重な警戒が必要です。除雪作業を行う際は十分な安全確保を行ってください。

日本海側は局地的に雪が強まる

雨雪レーダー
昨夜は中国地方を中心に強い雪を降らせた、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う活発な雪雲は近畿北部から北陸西部へと移動しています。北陸から北の日本海側も雪雲に覆われ、小さな低気圧が発生している北海道の道央は局地的な強い雪です。

10時までの6時間で新たに降った雪の量は、北海道倶知安町で21cm、兵庫県朝来市・和田山で18cm、京都府舞鶴市、滋賀県彦根市で16cmなどとなっています。

北陸や北日本は年明けも大雪続く

1月3日(日)昼までの積雪の予想
山陰など西日本の大雪は今日で峠を越えるものの、北陸から北日本は年明けにかけても続き、内陸部では市街地も含め、新たに50cm以上の積雪が予想されます。特に雪の量が多くなるのは、12月中旬にも記録的な大雪となった北陸・長野北部・群馬北部の山沿いで、1mを超える見込みです。

雪が小康状態になるタイミイングを見計らい、屋根からの落雪や、除雪装置の取り扱いなど、安全を十分に確保した上で除雪作業を行うようにしてください。
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念のため立ち往生や停電への備えを

短期間に大量の雪が降る状況で、動けなくなる車が出ると、大規模な立ち往生につながります。年明けにかけての車での移動は極力避け、やむを得ない場合も、冬用タイヤや滑り止め、スタックした時の装備などを行い、最新の気象情報や道路交通情報、運行情報をしっかりと確認の上、慎重な行動をお願いします。

また、湿った雪が大量に降ることで、送電施設に影響が及び、停電の発生することもあります。暖房が使用出来なくなった場合に備えて、電気以外の暖房器具やカイロを準備する、懐中電灯を準備などの対策を念のため行っておくと良さそうです。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
京都府宮津市の空さん