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東京など関東で夕暮れ時にサンピラー(太陽柱)が出現

2020/12/27 17:25 ウェザーニュース

今年最後の日曜日となった今日27日(日)の関東は穏やかな晴天の一日になりました。多少、雲の出た所があったものの大きな天気の崩れがなく、夕日はゆっくりと暮れていきました。

そんな沈む夕日から上の方向に伸びるような光の帯が見られた所があります。サンピラー(太陽柱)と呼ばれる現象です。

サンピラー(太陽柱)とは?

サンピラーの仕組み
サンピラーは日の出や日の入りの時、太陽から垂直に炎のような光芒が見られる現象です。空気中に浮かぶ六角形の板状の氷の結晶に太陽の光が反射することで見られますが、氷の結晶の向きが揃っている事が条件になります。

空気がよく冷えていて、上空の風が弱い時に空気中の氷の結晶が豊富で向きも揃いやすく、サンピラーが見られることがあります。光の柱のように見えることから「太陽柱」とも呼ばれます。

氷の結晶の元となる高い所の湿った空気は、西から低気圧が近づく前兆でもあります。明日28日(月)は一時的に天気が崩れ、雨の降る所がある見込みです。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
めーもうさん