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大晦日から元日は猛吹雪や大雪に厳重警戒 年越しの準備は早めに

2020/12/26 10:11 ウェザーニュース

年末から年始にかけて日本列島上空に非常に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まります。特に大晦日から元日にかけてが寒気のピークで、広い範囲で猛吹雪や大雪に見舞われる可能性がありますので、年越しの準備は早めに済ませておくようにしましょう。

山沿いは24時間で1m超の大雪のおそれも

30日(水)頃に日本付近を低気圧が通過し、31日(木)大晦日には東の海上で発達。日本付近は等圧線が混み合って強い冬型の気圧配置となります。平地で雪になる目安の上空1500m付近-6℃のラインは種子島・屋久島~伊豆諸島のあたりまで南下して、日本列島のほぼ全域が強烈な寒気に覆われる見込みです。

北海道から本州の日本海側に加え、九州の東シナ海側でも雪雲が広がります。特にJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる、活発な雪雲のラインがかかる山陰から近畿北部、北陸にかけては局地的にかなりの大雪となることが考えられます。山沿いでは24時間で1m以上、平野部でも50cmを超えるような雪になるおそれがあり、立ち往生など大規模な交通障害や停電などが起きてもおかしくありません。

名古屋や鹿児島なども雪の予想

年末年始の予報
寒気が非常に強いため、日本海で発達した雪雲の一部は太平洋側まで広がります。名古屋など濃尾平野や広島など中国地方の瀬戸内海側、熊本や鹿児島など九州の東シナ海側も雪の降る所が多く、一部では積もる見込みです。

普段はあまり雪が積もらないような所でも、積雪状態となって車や徒歩での移動が危険になります。新型コロナウイルスの感染拡大により、いわゆる「二年参り」に制限を設けている神社もありますが、天気も荒れて夜間は外出が難しい状況となる可能性もありますので、くれぐれも無理をしないようにしてください。
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