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霧島山(新燃岳) 噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引き上げ

2020/12/25 21:28 ウェザーニュース

今日25日(金)21時00分、霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベルが、レベル1(活火山であることに留意)からレベル2(火口周辺規制)に引き上げられました。

新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

新燃岳では火山性地震が増加しています。気象庁が韓国岳に設置した火山監視カメラから新燃岳火口の様子を確認すると、ここ数ヶ月では噴気の様子などに大きな変化はないようにみられます。

新燃岳では、今月11日に噴火警戒レベルが2から1に引き下げられたばかりでした。
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火山活動の状況及び予報警報事項

新燃岳では、12月18日から火口直下を震源とする火山性地震が増加しています。16日から本日(25日)までの10日間で300回発生し多い状態となっています。

新燃岳の火山活動は高まった状態となっていることから、今後、新燃岳火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生するおそれがありますので、警戒してください。

▼対象市町村等
火口周辺警報:火口周辺警戒
 宮崎県小林市 鹿児島県霧島市

防災上の警戒事項等

弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮者の避難等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)
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参考資料など

画像出典 気象庁火山監視カメラ