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クリスマスにはイグアナが降ってくる!? 米国気象局がツイート

2020/12/24 11:46 ウェザーニュース

日本ではクリスマスイブに降ってくるものといえば、夜更け過ぎに雨から雪に…のように思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、アメリカではなんと「イグアナが降ってくるかもしれない」と気象台がツイートをしています。いったいどういうことなのでしょうか?


米国気象局(NWS)マイアミ地方気象台はTwitterへの投稿で、
「12月21日 ぶるぶる!クリスマスにはもっと寒くなることが予想されます。気温は30〜40℉台(−1〜10℃)で、イグアナが落ちてくる可能性があります。予報の変化をしっかり確認して、暖かくしてお過ごしください!」https://twitter.com/NWSMiami/status/1341069445196746752
と画像付きで低温への注意を呼びかけています。

雨や雪ではなくイグアナが降ってくるかもしれないというのです。なぜイグアナが落ちてくるのでしょうか。

フロリダは近年にないクリスマス寒波

普段は温暖な気候が特徴のフロリダでは、気象台のツイートにもあるように、クリスマスの頃に近年にない寒さになると予想されています。

イグアナは元々フロリダにいたわけではなく、もっと暖かい地方から持ち込まれたもので、外来種として繁殖してしまったそうです。変温動物であるイグアナは、気温が45℉を下回ると体が冬眠状態になってしまい、住んでいる木の上から仮死状態で落ちてきてしまうことがあるため、気象局も普段と違う「予報」を出すことになったようです。

落ちているイグアナは、温まると再び動き出すので注意が必要とのこと。過去にも寒さでイグアナが落ちてきたことがあり、現地では食用として売られることもあるのだとか…。

——南東部のフロリダではこのような面白い注意が呼びかけられていますが、先日大雪となったニューヨークなどアメリカ北東部ではクリスマスにストームの襲来が予想されていて、大雨や融雪洪水への警戒が呼びかけられています。
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