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年末寒波の襲来に早めの備えを 全国で低温に関する早期天候情報

2020/12/21 15:59 ウェザーニュース

次の寒波は年末にやってきそうです。週末の27日(日)から28日(月)にかけて日本列島を低気圧や前線が通過し、その後は冬型の気圧配置が強まります。

低気圧の西側には、先週に匹敵するような強い寒気が控えていて、年末にかけて日本列島の上空に流れ込んでくる見込みです。寒気は少なくとも数日に渡って居座り、年末寒波となる可能性があります。

北海道から九州に低温に関する早期天候情報

低温に関する早期天候情報
気象庁は29日(火)頃からの5日間の気温が、平年よりかなり低くなる確率が高まったとして、北海道から九州の広い範囲に低温に関する早期天候情報を発表しました。また、北海道から山陰にかけての日本海側は降雪量も多くなるとして、大雪に関する情報も発表されています。

▼平均気温の平年との差
北海道、東北
 -2.6℃以下(12/29頃からの5日間)
関東甲信
 -2.4℃以下(12/29頃からの5日間)
北陸
 -2.5℃以下(12/29頃からの5日間)
東海、近畿
 -2.3℃以下(12/29頃からの5日間)
中国、四国
 -2.4℃以下(12/29頃からの5日間)
九州
 -2.6℃以下(12/29頃からの5日間)

10年前は年末の大雪により鳥取で立ち往生発生

2011年1月1日の鳥取市の様子
年末から年始にかけて全国の広い範囲で厳しい寒さに見舞われ、日本海側は大雪のおそれがありますので、早めの警戒が必要です。ちょうど10年前の2010~11年の年越しのタイミングでは、鳥取市で1日に52cm、米子市では79cmなど記録的な大雪に見舞われ、国道で大規模な立ち往生が発生しました。大規模な停電による生活への支障も起きています。

現段階で、年越しのタイミングの詳細な雪の予測は難しいものの、日本海側のどこかで同様の大雪になってもおかしくありません。今冬は新型コロナウイルスの感染拡大により、例年よりも年末年始に移動する方は少ないと考えられますが、移動の必要がある場合は、最新情報を必ずご確認ください。
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