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今日は昼が一番短い「冬至」 ただ、既に「日の入り」は遅くなり始めている…

2020/12/21 10:32 ウェザーニュース

今日12月21日の「冬至」は、昼間の長さが一年で最も短くなる日です。

そのため、日の出が1年で一番遅く、日の入りが一番早いと思われるかもしれませんが、これは間違いなのです。 実は、日の入りは徐々に遅くなり始めています。

今日 東京の昼は9時間45分

冬至は1年で一番「昼間の時間が短い」のは確かです。

今年の冬至(東京)は、日の入り時刻から日の出時刻を差し引いた昼の時間は9時間45分です。ちなみに、仙台や札幌など北の地域は昼の時間がこれより短く、大阪や福岡など南の地域は長くなります。

しかし、日の出が一番遅く、日の入りが一番早いのは冬至ではありません。
東京の日の出、日の入り時刻の変化
一年のうちで最も日の出が遅い時期は冬至を過ぎた後に、最も日の入りの早い時期は冬至の前にやってきます。
この冬では、東京で日の出が一番遅くなるのは、1月1日~13日の6時51分、日の入りが一番早いのは11月28日~12月12日の16時28分です。

公転面に対して地軸が傾いていることや、公転軌道が真円形でないことなどが理由です。

日の出はまだまだ遅くなる

正月を過ぎると「日の入りが遅くなった」と実感する人もいるかもしれませんが、実は今日もすでに日の入りは遅くなり始めているのです。一番早かった頃と比較すると、今日の冬至の日の入りは4分ほど遅いことになります。

逆に、日の出時刻はこの先もまだ遅くなります。今日・冬至の日の出は6時47分だったのに比べて、一番遅い1月1日から13日の日の出は、6時51分と、4分ほど遅くなります。時刻に厳しく行動している方なら、もしかすると実感できるかもしれませんね。

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参考資料など

(日の出・日の入り時刻)国立天文台より https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)おたよりさん