最接近時の角距離は「満月の視直径の約5分の1」
この時期、木星と土星は日の入り後の南西の空に見え始め、それから2時間程度で西の地平線へ沈んでしまいます。最接近は22日(火)の午前3時頃のため、日本では明日21日(月)の日の入り後が観測のチャンスとなります。
最接近時には角距離約0.1度(6分)まで近づく超大接近で、その近さは満月の視直径の5分の1程度ということになります。木星や土星は肉眼でも十分観察可能な明るさですが、天体望遠鏡で見ても同一視野に入るほどの近さです。
木星を天体望遠鏡で観察したことのある方だと、4つのガリレオ衛星を見たことがあるかもしれませんが、それらと似たような距離に土星を見ることが出来るわけです。
木星と土星は約20年周期で接近しますが、これほどの大接近となるのは1623年以来のことで、実に397年ぶりとなります。次回、これだけ近づくのは60年後の2080年になります。
なお「接近」と呼んでいますが、実際に2つの惑星が近づいているわけではなく、地球から見たときの方向が同じになり、近づいて見えるというわけです。
最接近時には角距離約0.1度(6分)まで近づく超大接近で、その近さは満月の視直径の5分の1程度ということになります。木星や土星は肉眼でも十分観察可能な明るさですが、天体望遠鏡で見ても同一視野に入るほどの近さです。
木星を天体望遠鏡で観察したことのある方だと、4つのガリレオ衛星を見たことがあるかもしれませんが、それらと似たような距離に土星を見ることが出来るわけです。
木星と土星は約20年周期で接近しますが、これほどの大接近となるのは1623年以来のことで、実に397年ぶりとなります。次回、これだけ近づくのは60年後の2080年になります。
なお「接近」と呼んでいますが、実際に2つの惑星が近づいているわけではなく、地球から見たときの方向が同じになり、近づいて見えるというわけです。
肉眼での見え方は想定不能!? 沈む間際がポイント
今回、接近の様子が肉眼でどう見えるかが天文関係者の間で話題となっています。
木星は薄明の空でも明るく輝く惑星で、土星も肉眼で容易に観察出来るほどの明るさをもっています。そのためこの2つの惑星が接近しているときに、肉眼では「2つに見える」のか「1つに見える」のか、数百年間起こっていない現象のため想像がつかないというわけです。
・木星が非常に明るいので1つに見える
・木星と土星がくっついて見える
・木星と土星が離れて見える
空の明るさなどにもよるため、時間帯や地域によっても見え方が違うかもしれません。薄明の空では土星が見えづらいため、ある程度暗くなって頃合いでどう見えるかが気になるところです。
はたして明日21日の夜にはどう見えるのか、ウェザーニュースでもアンケート調査を行う予定です。ぜひ皆さんも観察してみてください。
» ウェザーニュース 天文・星空情報
木星は薄明の空でも明るく輝く惑星で、土星も肉眼で容易に観察出来るほどの明るさをもっています。そのためこの2つの惑星が接近しているときに、肉眼では「2つに見える」のか「1つに見える」のか、数百年間起こっていない現象のため想像がつかないというわけです。
・木星が非常に明るいので1つに見える
・木星と土星がくっついて見える
・木星と土星が離れて見える
空の明るさなどにもよるため、時間帯や地域によっても見え方が違うかもしれません。薄明の空では土星が見えづらいため、ある程度暗くなって頃合いでどう見えるかが気になるところです。
はたして明日21日の夜にはどう見えるのか、ウェザーニュースでもアンケート調査を行う予定です。ぜひ皆さんも観察してみてください。
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