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連日雪が続く新潟県 新潟市だけ晴れる理由は?

2020/12/20 12:58 ウェザーニュース

新潟県内陸部の津南では、今日20日(日)12時時点で206cmの積雪深を観測し、12月としては記録的な大雪になっています。

対照的に、天気が穏やかなのは新潟市です。12時時点でアメダスの積雪深は0cmで、青空が見えているところもあります。この差は一体どこから来るのでしょうか。

要因の一つは佐渡島

ひまわり8号 衛星画像
冬型の気圧配置になると、北西方向の風に乗って雨雲や雪雲が流れ込むことが多くなります。

佐渡島の山々(金北山1,172m、金剛山962m)が日本海を渡ってくる雲の進行を妨げて雲は新潟市に届かず、新潟市だけ晴れることが多くなるのです。
» 最新の雨雲・雪雲レーダー

新潟市は天気の急変に気をつけて

現在の新潟市は比較的穏やかな空ですが、佐渡島を乗り越えるような発達した雲が流れ込む場合や、風向きが変わった場合は急に雪が降る可能性もあります。
日差しが届いていても天気の急変に注意が必要です。

山沿いの大雪エリアでは今後も雪の降りやすい状態が続きます。局地的に降り方が強まるおそれがあり、さらなる積雪増加に注意が必要です。吹雪による視界不良にもご注意ください。
» ピンポイント天気・気温予報

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
まだらねこさん わさおさん