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<動画>日本海を埋め尽くす雪雲で記録的大雪 寒波が落ち着く兆しも

2020/12/17 12:22 ウェザーニュース

衛星画像アニメーション 12月14日(月)9時〜72時間

日本付近は今日17日(木)も強い冬型の気圧配置が続いています。14日(月)からの気象衛星ひまわり8号の連続画像を見ると、日本海はびっしりとすじ状の雪雲に埋め尽くされ、北西の強い季節風によって、北陸をはじめとした日本海側の各地に次々と流れ込んでいる様子がわかります。

日本海だけではなく、太平洋にもすじ状の雲が広がっているのは、それだけ南まで寒気が南下している証拠です。

ただ、今日になり、少しばかり変化が現れてきました。中国大陸に近いあたりで、雲の隙間が大きくなりつつあります。

離岸距離が少し拡大

衛星画像による離岸距離の比較
中国大陸の海岸線と、雲が発生し始める間の距離のことを「離岸距離」と呼びます。この離岸距離が短いほど上空の寒気が強いことを示しています。

大陸から吹く冷たい季節風は、(相対的に)暖かい日本海の上に出ると、日本海から水蒸気がどんどん供給され、雲が発生します。この雲は、「日本海の水温」と「上空の気温」の差が大きいほど発生しやすくなるのです。

昨日16日(水)までは非常に短かった離岸距離は、今日になり少し長くなり始め、一連の寒波がピークを過ぎたことを示しています。

今日いっぱいは大雪に警戒を

18日(金)正午までの積雪の予想
ピークを過ぎたとは言え、今日いっぱいは大雪に警戒が必要になります。群馬県みなかみ町・藤原はわずか2日で約2mの雪が降り、10時現在の積雪は全国で最も多い203cmに達しています。そのほか、新潟県津南町は173cm、山形県大蔵村・肘折は124cm、岩手県西和賀町・湯田は114cmと、12月中旬としては極めて多い積雪です。

正午からの24時間で予想される新たな積雪は、北陸から東北にかけての山沿いで20cm以上、局地的には50cmを超える見込みです。急激な積雪の増加で道路の立ち往生が発生しており、冬用タイヤを装着していても、車での移動はリスクを伴います。また、屋根からの落雪や山間部の雪崩などにも警戒が必要です。

一旦、冬型の気圧配置が弱まっても、週末は再び強い寒気が南下して雪の強まるおそれがあります。これから明日18日(金)にかけて雪が小康状態になったタイミングで、できるだけ除雪などを進めるようにしてください。
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