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東海では幻日など虹色現象 近畿の空はシマシマ模様

2020/12/10 11:28 ウェザーニュース

今日10日(木)は高気圧の中心が東に離れたたため、西日本や東海は晴れている所が多いものの、上空の高い所に雲が広がっています。東海地方では氷の粒で構成された雲によって太陽の光が屈折させられ、虹色現象が出現しました。

岐阜県可児市で撮影された写真で、太陽と同じ高さの両脇に見られる虹色の光は「幻日」、太陽の上側にうっすらと見えるのは、「上部タンジェントアーク」です。

大阪など近畿の空はシマシマ模様に

また、大阪や兵庫などの近畿地方では、シマシマ模様の雲が広がっています。これは「波状雲」と呼ばれる雲です。

「波状雲」は大気の波によって空気が上下に動くことで発生する雲です。雲が発生しやすい湿度や気温の条件が揃っている時に、空気が持ち上げられる所では雲が発生し、引き下げられる所では雲が消えます。そのため、波打つような形の雲になるのです。

高気圧の後ろ側に入り、上空の湿度が増したため、こうした雲が現れやすくなったと見られます。

こうした現象の後に雲が厚みを増すと、天気が下り坂に向かうことがありますが、今回はすぐ後ろから次の高気圧が移動してくるため、大きな崩れにはつながらない見込みです。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
Shinduriさん
吹田市の空さん