ブラシの「コシ」がたいせつ
「ハウスクリーニングのプロは、大小さまざまなブラシを使い分けて作業効率のアップを図っています。もちろんプロ仕様の道具も使いますが、みなさんが日頃使っているタイプの歯ブラシもさまざまなシチュエーションで役立つのです。重要視するのはブラシの“コシ”です」と尾崎さんは話します。
では、歯ブラシをどのように使えばよいのでしょうか?
では、歯ブラシをどのように使えばよいのでしょうか?
(1)ハサミで毛先を切り揃え「隙間用ブラシ」
「使い古した歯ブラシは毛先が広がってやわらかくなっているので、そのままでは使い物になりません。掃除ブラシとして使うには、ある程度の固さが必要です。まずはハサミで切って毛先を揃えます。先を切ることで固さが確保できます」(尾崎さん)
こうすれば歯ブラシは「隙間用ブラシ」としてよみがえります。手の届きにくい隙間の掃除で、キズを付けたくないという場所に最適。スイッチパネルやリモコン、パソコンのキーボード(スイッチパネル)などの隙間のホコリや汚れを取るのに便利です。
こうすれば歯ブラシは「隙間用ブラシ」としてよみがえります。手の届きにくい隙間の掃除で、キズを付けたくないという場所に最適。スイッチパネルやリモコン、パソコンのキーボード(スイッチパネル)などの隙間のホコリや汚れを取るのに便利です。
(2)半分カットした硬めの「ゴシゴシブラシ」
もう少し硬めのコシのあるブラシとして使いたい場合は、「思いきって歯ブラシの毛を半分くらいにカットしてください。するとブラシのコシが強くなり、使い勝手がよくなります」と尾崎さんはアドバイスします。
これは名づけて「ゴシゴシブラシ」。カビが生えているタイルの目地やパッキン、また蛇口の水アカをこすり落とすなど、ある程度研磨力がいる箇所に用います。クレンザーを付けてこびり付いた細かい汚れの除去にも有効です。また、引き戸のレールに溜まった汚れ落としにも効果的です。
これは名づけて「ゴシゴシブラシ」。カビが生えているタイルの目地やパッキン、また蛇口の水アカをこすり落とすなど、ある程度研磨力がいる箇所に用います。クレンザーを付けてこびり付いた細かい汚れの除去にも有効です。また、引き戸のレールに溜まった汚れ落としにも効果的です。
(3)何本かまとめた「グルグルブラシ」
古い歯ブラシを4本ほどまとめて作るのが「グルグルブラシ」。これは歯ブラシを放射状に並べて、テープなどでしっかり巻いてつくります。
「キッチンや浴室の排水口の汚れ落としにおすすめします。丸い配管にこのブラシを突っ込んでグルグル回せば、手を汚さずにヌルヌルをキレイに取り除くことができます」(尾崎さん)
使い古し歯ブラシの3段活用法。尾崎さんが講師をお掃除教室でもいつも大好評のテーマだといいます。元々捨てるはずだった物を再活用することなので経済的なのはいうまでもありません。ぜひお試しください。
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「キッチンや浴室の排水口の汚れ落としにおすすめします。丸い配管にこのブラシを突っ込んでグルグル回せば、手を汚さずにヌルヌルをキレイに取り除くことができます」(尾崎さん)
使い古し歯ブラシの3段活用法。尾崎さんが講師をお掃除教室でもいつも大好評のテーマだといいます。元々捨てるはずだった物を再活用することなので経済的なのはいうまでもありません。ぜひお試しください。
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参考資料など
取材協力:おそうじ本舗 技術アドバイザー・尾崎真氏