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【北日本】第2回花粉飛散傾向

2020.12.2発表

2020/12/02 11:58 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
北海道東北北部東北南部

■北海道(※シラカバ花粉)
飛散開始は4月以降 飛散量は前年の半分程度

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2021年花粉の飛散ピーク予想
■飛散開始時期
この冬の気温傾向は平年並か平年よりやや高くなる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、4月以降、寒さが緩むタイミングでシラカバ花粉が飛び始めます。花粉の飛散開始時期は概ね平年並で道南など早い所では4月中旬、その他のエリアでは4月下旬から5月にかけてシラカバ花粉のシーズンに入るとみています。飛散ピークは道南や道央エリアでゴールデンウィーク前後、道北や道東では5月中旬で、6月に入ると段々と飛散量は少なくなる見込みです。

■飛散量予想
2021年シーズンのシラカバ花粉の飛散量は平年の69%、2020年シーズンの50%となる予想です。飛散量は少なくても一時的・局地的に大量の花粉が飛散することがあるので、油断せずにシッカリと対策を行ってください。

    2020年比 平年比
北海道 50%   69%

■東北北部
飛散開始は2月下旬から

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2021年花粉の飛散ピーク予想
■飛散開始時期
この冬の気温傾向は平年並か平年よりやや高くなる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。花粉の飛散開始時期は概ね平年並か平年よりやや早く、早ければ2月下旬にも太平洋側から花粉シーズンに入ると予想しています。飛散ピークは3月中旬〜4月中旬で、その後飛散量が段々と少なくなる見込みです。

■飛散量予想
2021年シーズンのスギ花粉の飛散量は平年の79〜83%、2020年シーズンの92〜113%になる予想です。2020年より飛散量が増えて、花粉症の症状も悪化する方が多くなる可能性があります。一時的・局地的に大量の花粉が飛散することもあるので、シッカリと対策を行ってください。なお、東北北部で春に多く飛散する花粉はスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。

   2020年比 平年比
青森 92%  79%
岩手 113%  83%
秋田 112%  80%

なお、東北北部で春に多く飛散するのはスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。

■東北南部
飛散開始は2月中旬から

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2021年花粉の飛散ピーク予想
■飛散開始時期
この冬の気温傾向は平年並か平年よりやや高くなる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。花粉の飛散開始時期は概ね平年並か平年よりやや早く、早ければ2月中旬にも太平洋側から花粉シーズンに入ると予想しています。その後3月上旬〜4月上旬にスギ花粉、4月中旬~下旬頃にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。

■飛散量予想
2021年シーズンの花粉飛散量は平年の53〜73%、2020年シーズンの156〜183%になる予想です。2020年より飛散量が増えて、花粉症の症状も悪化する方が多くなる可能性があります。一時的・局地的に大量の花粉が飛散することもあるので、シッカリと対策を行ってください。

なお、東北南部で春に飛散する花粉はスギがメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。

   2020年比 平年比
宮城  156%   73%
山形  161%    68%
福島  183%    53%

なお、東北南部で春に多く飛散するのはスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。

参考資料など

※「平年」について
夏の天候:1981年〜2010年の30年間平均
花粉飛散量:2011年〜2020年の10年間平均

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