お風呂の温度は何℃が適温?
お湯の適切な温度は、体調や気分など、入浴目的によって変化します。また、温度によって適切な入浴時間も異なってきます。
▼42〜43℃
お湯の温度が42℃を超えると、交感神経を刺激するので、血管が収縮して血流量が減少します。そのため体の表面温度は上がっても芯までは温まりにくく、一方で血圧や心拍数が上昇します。したがってこれから仕事をしたいときや、頭をはっきりさせたいときに5分くらい浸かると効果的です。
また、筋肉の疲れを取る効果もあるので、激しい運動の後に入り、筋肉痛になりそうな足にシャワーの水をかけて、再びお風呂に入ることで疲労物質を早く取り除くことができます。
▼37〜39℃
少々ぬるめのこの温度で入ることを微温浴といいます。これは副交感神経を刺激することから、血流が促進されて体の芯から温まり、湯冷めもしにくくなります。そのためストレス解消やリラックス、疲労回復が見込め、安眠したいときの入浴法としてオススメです。
また、冷え性の人は、眠る1〜2時間前に15分ほど入るのが適温&適時間。体が芯まで温まります。
▼42〜43℃
お湯の温度が42℃を超えると、交感神経を刺激するので、血管が収縮して血流量が減少します。そのため体の表面温度は上がっても芯までは温まりにくく、一方で血圧や心拍数が上昇します。したがってこれから仕事をしたいときや、頭をはっきりさせたいときに5分くらい浸かると効果的です。
また、筋肉の疲れを取る効果もあるので、激しい運動の後に入り、筋肉痛になりそうな足にシャワーの水をかけて、再びお風呂に入ることで疲労物質を早く取り除くことができます。
▼37〜39℃
少々ぬるめのこの温度で入ることを微温浴といいます。これは副交感神経を刺激することから、血流が促進されて体の芯から温まり、湯冷めもしにくくなります。そのためストレス解消やリラックス、疲労回復が見込め、安眠したいときの入浴法としてオススメです。
また、冷え性の人は、眠る1〜2時間前に15分ほど入るのが適温&適時間。体が芯まで温まります。
長風呂は体を乾燥させる
長風呂で注意したいのが乾燥肌。長時間、お湯につかると毛穴が開き、水分が蒸発して肌が乾燥してしまいます。寒い朝に熱いお湯で顔を洗うと肌がカサつくことがよくあります。長風呂もこれと同じ原理です。
また、熱いお湯に長くつかると脱水症状をおこすこともあるので、長くお風呂に入りたいときは、十分な水分補給も心がけましょう。
また、熱いお湯に長くつかると脱水症状をおこすこともあるので、長くお風呂に入りたいときは、十分な水分補給も心がけましょう。
その他、簡単にできる入浴の工夫は?
足浴、手浴を活用する
風邪気味、冷え性、生理痛などで入浴が難しい場合は、足浴や手浴が効果的です。42〜43℃のお湯を洗面器などに溜めて手足をつけ、体は毛布などで保温すれば、体が温まっていきます。
湯冷めを防ぐ
浴室から出るとき、25〜30℃のやや冷たいお湯を膝から下にかけると、全身の血管が収縮して放熱しにくくなります。ただし、血圧が上がるため高血圧の人は避けましょう。
入浴後の水分補給には白湯や葛湯、しょうが湯、カモミール茶などの温かい飲み物を飲むと体を冷やさずに済みます。特に不眠の方にはオススメです。
のぼせを防ぐ
湯船に浸かるまえ、頭にお湯をかけて髪を濡らすことで、のぼせや立ちくらみを起こしにくくなります。
入浴剤を上手に利用する
寒い季節には入浴剤も気になります。冷え性に効果がある生薬は、生姜や蕃椒(ばんしょう/とうがらし)がよく知られています。また、炭酸が血管を拡張し、体温をあげる作用があるところから、炭酸泉も注目されています。
さら湯と入浴剤入りのお風呂あがりの体温変化をサーモグラフィで測定すると、入浴剤入りのほうが、20分後も体温が冷めにくいという結果もあるので、体を温める効果で入浴剤を選びましょう。
冬は銭湯でも体を温める薬湯を実施しているところが多いので、「風呂の日」を機会に利用してはいかがでしょうか。
» ウェザーニュース記事一覧
参考資料など
バスクリン(https://www.bathclin.co.jp/happybath/)、東京都浴場組合 東京銭湯(http://www.1010.or.jp/)、タケダ健康サイト(https://takeda-kenko.jp/)