facebook line twitter mail

白虹が出現 濃霧解消で晴れるサイン 山梨・忍野村

top

2020/11/13 07:49 ウェザーニュース

山梨県忍野村より(13日7時頃に撮影)

今日13日(金)朝は、高気圧に覆われているため、放射冷却が効き、冷え込んだところが多くなりました。

この冷え込みによって内陸部を中心に濃い霧が発生して、見通しが悪くなっているところがあります。

山梨県忍野村では、この霧が薄まっていく中で、幻想的な白い虹のアーチが見られました。これは霧が解消に向かう時に見られる「白虹」もしくは「霧虹」と呼ばれる現象です。

白虹は霧解消で晴れのサイン

box2
白虹と七色の虹の原理
通常の虹は太陽の光が雨に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たして太陽光が分光されるため、七色に見えます。

一方、白虹は太陽の光が霧に反射して見られます。霧の粒は雨粒より細かいためプリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されるため、白く輝いて見えます。

太陽の高さが低い朝や夕方に霧が出ていて解消に向かうときに、このような白い虹が見られることがあります。

霧解消後は晴れ 朝と昼間の気温差に注意

今朝、霧が見られているところでは、日差しが届き冷え込みが緩和されると、だんだんと霧は解消に向かいます。白虹が見られた忍野村のある、富士山周辺でも、このあとは晴れてくる見込みです。

朝は冷え込みましたが、昼間は暖かくなるため、一日の気温差が大きくなります。服装で上手に調節をして、体調管理にお気をつけください。
>>今いるところの天気・気温

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)グリーンパンプキンさん

このニュースをSNSでシェア