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東京は連日の一桁の冷え込み 今夜から明日朝は放射冷却強まる

2020/11/04 15:47 ウェザーニュース

日本列島の上空には昨夜から強い寒気が流れ込んでいます。

今夜以降は寒気のピークが過ぎていくものの、関東以西では穏やかに晴れる所が多く、放射冷却現象が強まる見込みです。

今朝と同じか場所によっては今朝以上に冷え込みます。

東京は連日の一桁予想

明日5日(木)の予想気温の分布では、西日本・東日本でも10℃以上の黄色のエリアは極わずかしか見られません。

山沿いでは氷点下を示す、濃い青色の領域が広がっています。

東京は10℃を少し下回る予想で、今朝に続いて連日の一桁となります。

大阪は今朝以上に低い8℃と、この秋以降の最低気温を更新する見込みです。

昼間は日差しの暖かさ増す

朝は冷え込みが続く一方で、昼間は寒気の影響が小さくなる分、今日よりも気温の上がる所が多くなります。

東京や名古屋で19℃、大阪で18℃など各地で20℃に近づく予想です。風もそれほど強くは吹きませんので、日差しの下では暖かく感じられます。

朝と昼間の気温差が大きくなりますので、服装選びにお気をつけください。
» 明日の服装予報

放射冷却現象とは?

地球は日々太陽の光を受けています。冷え切った宇宙の中で地球が暖かいのは、太陽光線を吸収することで熱を得ているからです。一方で、地球は赤外線と呼ばれる目に見えない光として、熱を宇宙空間へと放出しています。

太陽光線を受け続けても地球が熱くなりすぎないのは、降り注ぐ太陽光線と地球全体から放出される赤外線とのバランスが保たれているからです。

昼間は地球から出ていく熱よりも太陽から受ける光のほうが強いため、地表は温められます。逆に、夜は太陽光線はなくなるのに対し、地球からは赤外線として熱が放出され続けるために地表は冷えていきます。

このように、地表面から熱が放出されて冷えることを放射冷却と言います。放射冷却は冷え込んだ朝に限らず起きていて、それが顕著にあらわれたかどうかが気温の低下に影響しているのです。
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