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北海道・稚内で初雪を観測 全国の気象台では今季初めて

2020/11/03 16:25 ウェザーニュース

上空に12月並みの強い寒気が南下している影響で、3日(火)夕方になって北海道では雨から雪に変わってきました。稚内地方気象台は16時過ぎに初雪を観測。平年に比べると16日も遅い初雪です。

稚内は今季から自動観測に

北海道では今季から、札幌をのぞく各気象台・測候所における初雪の観測を、これまで行っていた目視観測から自動観測へと切り替えています。また、道内に14ある特別地域気象観測所でも雪の観測を自動で行い、倶知安では10月30日に観測しました。

自動観測では降水があった場合の降水種別(雨、雪、みぞれ)は、気温と湿度の観測値から判別する方法がとられています。稚内では気温が6℃台と高かったものの、湿度が60%未満と低いため、雪と判定されたと見られます。

気象庁によると、従来の人の目視による観測と違って連続的な観測が可能となったため、自動観測になると「初雪」は早くなる傾向とのことです。なお平年値は自動観測用の平年値に更新されています。

これから4日(水)朝にかけてさらに気温が下がるため、旭川や札幌なども初雪となる可能性があります。標高の高い峠道などは積雪増加のおそれがありますので、車で移動の際は十分に注意をしてください。
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