地中海 ギリシャでM7.0の地震
津波発生の可能性あり
2020/10/30 22:23 ウェザーニュース
日本時間の10月30日(金)20時51分頃、海外で規模の大きな地震がありました。震源地は地中海(ギリシャ、ドデカネス諸島)で、地震の規模(マグニチュード)は7.0と推定されます。
※震源は米国地質調査所国立地震情報センター(USGS,NEIC)による。
ギリシャやトルコに津波が到達する可能性があります。今後の情報に注意してください。
(追記 21時25分気象庁発表)
この地震による日本への津波の影響はありません。
(追記 22時13分イタリア当局発表)
震源から150km余り離れたギリシャのシロス島で0.08mの海面変動が観測されました。
震源近傍ではより高い津波が発生している可能性があります。また、津波は繰り返し襲来し、第1波よりも高い津波が到達することがあります。
地中海沿岸に津波情報
この地震について、イタリア、ギリシャ、トルコの当局からそれぞれ、津波発生の可能性があるとの情報が発表されています。
震源近傍では津波の可能性
気象庁の北西太平洋津波情報センター(NWPTAC)によると、ロシアの千島列島では3m未満の津波が到達するおそれがあるとしています。
太平洋津波警報センター(PTWC)によると、12時49分現在、津波による脅威は過ぎ去ったとしています。(13:00更新)
太平洋津波警報センター(PTWC)によると、以下の国や地域では0.3m未満の海面変動のおそれがあるとしています。
ハワイ、日本、ジョンストン島、ミッドウェー島、北マリアナ諸島、北西ハワイ諸島、ロシア、ウェーク島
震源近傍では“日本での震度5弱〜5強”程度の揺れか
USGSによると、震源近傍では最大で改正メルカリ震度階級のⅦ程度の揺れがあった模様です。厳密な比較はできないものの、日本の気象庁震度階級に換算すると震度5弱から5強程度に相当する揺れとみられます。