facebook line twitter mail

★11月の天体イベント★ 流星群が2つ出現!月と惑星の接近も

2020/11/16 12:53 ウェザーニュース

空気が澄んできて、一段とキレイに輝く星空を楽しめる季節になってきました。
11月は流星群が2つ出現し、多くの惑星と月の接近も見られます。早朝や夜は冷え込むので、暖かくして天体観測をお楽しみください。

おうし座北流星群

12日(木)22時頃 東の空(東京)
11月12日(木)、おうし座北流星群の活動が極大を迎えます。

おうし座流星群には「北群」と「南群」の2つがあり、毎年10月中旬~11月中旬ごろに出現します。12日(木)に活動の極大を迎えるのは「北群」の方ですが、出現のピークは非常になだらかなので、出現期間中で天気の良い日に夜空を見上げてみてください。

2つの群を合計しても1時間あたり最大で10個ほどの小規模な流星群ですが、火球の割合が高いため、明るい流星を目にできるかもしれません。暖かい服装で、気長に流星観測をお楽しみください。

月と金星が接近

13日(金)日の出30分前 東南東の空(東京)
11月は日の出前の東南東の空で、金星と水星の姿を見ることができ、側ではおとめ座の1等星スピカも輝きます。金星は水星よりも空の高い位置に見え、11月13日(金)の夜明け前には細い月との接近を楽しめます。

次回の接近は12月13日(日)です。

月と水星が接近

14日(土)日の出30分前 東南東の空(東京)
11月14日(土)日の出前には、新月前の細い月が水星に接近します。日の出前の明るくなりつつある空で、水星や細い月を探すのは少し難しいかもしれません。その際は、双眼鏡を使うと探しやくすなります。

水星は11月11日(水)に西方最大離角となるため、この日の前後数日は、日の出前の東の低空で見やすくなります。水星を見るチャンスですので、早起きして探してみてください。

しし座流星群

18日(水)2時頃 東の空(東京)
11月17日(火)には、しし座流星群が活動の極大を迎えます。極大の予測時刻は20時ですが、放射点があるしし座が空に昇ってくるのは東京で23時頃からになります。このため、一番の見頃は17日(火)深夜〜18日(水)未明となりそうです。

今回は月明かりの影響はなく、空の条件の良いところで1時間あたり5~10個ほどの流星が出現します。夜から明け方は冷え込むため、暖かい服装で流星観測をお楽しみください。

月と木星・土星が接近

18日(水)~20日(金)18時頃 南西の空(東京)
11月は、日の入りから1時間ほどたって暗くなってきた頃、南西の低空で木星と土星が寄り添うように輝きます。木星と土星は12月下旬にかけて近づいていくため、晴れた際は日の入り後の南西の空を見上げてみてください。

19日(木)には、細い月が木星と土星に接近します。幻想的な細い月が、明るい木星や土星と隣り合う美しい姿をお楽しみください。

次回の接近は12月17日(木)です。

月と火星が接近

25日(水)~26日(木)19時頃 南東の空(東京)
10月6日に地球に最接近した火星は、観測しやすい時間帯に空に昇るようになってきました。
最接近時に比べて明るさは少し落ちているものの、十分に明るく輝きます。日の入り後、南東の方角を見上げると一番に目につきます。

25日(水)~26日(木)にかけては、上弦を過ぎた月が火星に接近します。月に負けじと輝く火星との共演をお楽しみください。

次回の接近は、12月23日(水)~24日(木)です。

11月の満月はビーバームーン

11月は30日(月)18時30分に満月を迎えます。

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。11月は、ネイティブアメリカンがビーバーを捕まえるワナを仕掛ける時期という説と、ビーバーが冬の為のダム作りを始める時期という2つの説からビーバーと名づけられたとか。同じまるい月でも、季節感が感じられますね。

11月30日は半影月食

11月30日(月) 18時43分頃(東京)
太陽に照らされてできた地球の影に月が入る現象を「月食」と呼びます。月が地球の「本影」に入った場合、私たちからは月が欠けたように見えます。

今回11月30日(月)に起こるのは「半影月食」で、地球の「半影」に入ることで月がわずかに暗くなります。肉眼で明るさの変化を捉えることは難しいですが、写真を撮って比べてみると、月の左上が少し暗くなっているのが分かるかもしれません。

半影月食の時間は全国共通で、食の始まりは16時32分頃、食の最大は18時43分頃、終わりは20時53分頃です。食の始まりの際、西日本では月の出の前で、東日本でも空が明るく月は低空にあります。食の最大を狙って観測してみてください。

参考資料など

『天文年鑑(2020)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/