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ハリケーン「Zeta」がアメリカ本土上陸 今年6つ目で15年ぶりの多さ

2020/10/29 09:08 ウェザーニュース

メキシコ湾を北上していたハリケーン「Zeta」が日本時間の29日(木)朝にルイジアナ州に上陸しました。北大西洋域で発生し、アメリカ本土に上陸したハリケーンは今年6つ目で、2005年以来15年ぶりの多さです。

ルイジアナ州の主要都市である、ニューオリンズ付近を通過しており、強い風雨による被害がないか心配されます。

「Delta」に続きギリシャ文字の名を持つハリケーン上陸

2020年 アメリカ・北大西洋域のトロピカル・ストーム名
今年は北大西洋域でトロピカル・ストーム(発達した熱帯低気圧)やハリケーンの発生が多くなっています。すでに予め決められている21の名称を使い切っているため、今回のハリケーンはギリシャ文字のZetaと命名されました。

今月上旬にはハリケーン「Delta」がギリシャ文字の名前を持つハリケーンとして初めてアメリカ本土に上陸したばかりです。ハリケーンとトロピカル・ストームを合わせた上陸数は11に達し、過去最多となっています。

なお、北大西洋域のハリケーンシーズンは例年11月まで続くものの、今の所、新たな熱帯低気圧の発生する兆しは見られません。
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