国内:岐阜県美濃中西部でM4.1 震度3を観測
19日(土)3時28分頃、岐阜県美濃中西部を震源とするマグニチュード4.1、深さ約42kmと推定される地震が発生しました。この地震で岐阜市と名古屋市、滋賀県長浜市で最大震度の3を観測、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県にかけての広い範囲で震度2を観測しています。
岐阜県美濃中西部を震源とする震度3以上の地震は今年になって3回目の発生です。2010年以降はあまり地震が起きず、2017年と2019年にそれぞれ1回ずつ発生したのみでした。今年6月と8月の地震は深さが10km未満の浅い震源だったのに対し、今回は42kmと少し深く、2019年に起きたものと似たタイプと考えられます。
今回の震源付近では養老ー桑名ー四日市断層帯が知られています。ただ、これまでの調査で、養老ー桑名ー四日市断層帯は逆断層型であるのに対し、19日(月)の地震が横ずれ型と解析されているため、断層帯そのものの活動ではないと考えられます。
なお、政府の地震調査研究推進本部は、養老ー桑名ー四日市断層帯で30年以内に地震の発生する確率がほぼ0%~0.7%、起きうる地震の規模はマグニチュード8程度と推定しています。
岐阜県美濃中西部を震源とする震度3以上の地震は今年になって3回目の発生です。2010年以降はあまり地震が起きず、2017年と2019年にそれぞれ1回ずつ発生したのみでした。今年6月と8月の地震は深さが10km未満の浅い震源だったのに対し、今回は42kmと少し深く、2019年に起きたものと似たタイプと考えられます。
今回の震源付近では養老ー桑名ー四日市断層帯が知られています。ただ、これまでの調査で、養老ー桑名ー四日市断層帯は逆断層型であるのに対し、19日(月)の地震が横ずれ型と解析されているため、断層帯そのものの活動ではないと考えられます。
なお、政府の地震調査研究推進本部は、養老ー桑名ー四日市断層帯で30年以内に地震の発生する確率がほぼ0%~0.7%、起きうる地震の規模はマグニチュード8程度と推定しています。
世界:アラスカ沖でM7.6 津波はハワイまで到達
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は3回発生しました。最も大きな地震はアラスカの沖で20日(火)発生したマグニチュード7.6の地震です。
この地震のメカニズムはやや横ずれ成分を伴う逆断層型で、深さが約35kmと比較的浅いことや、規模が大きかったことで、津波が発生しました。震源に近いアメリカ・アラスカ州では高い所で70cm前後の津波が到達しています。さらに津波は太平洋を伝わって、アメリカ・カルフォルニア州(約20cm)や、ハワイ(約30~40cm)まで達しました。
アラスカ周辺で発生する地震による津波は、断層面の方向から日本には伝わりにくく、今回の地震でも観測した所はありません。
今回の震源の北東側では7月22日にマグニチュード7.8の地震が起きたばかりで、アメリカ地質調査所はこの地震の余震ではないかとしています。
アラスカ沖は太平洋プレートが北米プレートに沈み込むことで大地震が発生しやすい領域です。1964年に発生したマグニチュード9.2の地震は、1900年以降に世界で発生した地震の中で、過去2番目の規模として知られています。
» 関連記事 米国 アラスカでM7.5の地震
この地震のメカニズムはやや横ずれ成分を伴う逆断層型で、深さが約35kmと比較的浅いことや、規模が大きかったことで、津波が発生しました。震源に近いアメリカ・アラスカ州では高い所で70cm前後の津波が到達しています。さらに津波は太平洋を伝わって、アメリカ・カルフォルニア州(約20cm)や、ハワイ(約30~40cm)まで達しました。
アラスカ周辺で発生する地震による津波は、断層面の方向から日本には伝わりにくく、今回の地震でも観測した所はありません。
今回の震源の北東側では7月22日にマグニチュード7.8の地震が起きたばかりで、アメリカ地質調査所はこの地震の余震ではないかとしています。
アラスカ沖は太平洋プレートが北米プレートに沈み込むことで大地震が発生しやすい領域です。1964年に発生したマグニチュード9.2の地震は、1900年以降に世界で発生した地震の中で、過去2番目の規模として知られています。
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参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。