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福島と高知で「だるま朝日」出現 放射冷却で冷え込み強まる

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2020/10/25 08:31 ウェザーニュース

日本列島の上空に引き続き冷たい空気が流れ込んでおり、今日25日(日)朝は関東以西を中心に放射冷却現象が強まりました。

その影響で、高知県土佐市や福島県南相馬市では、太陽がくびれる「だるま朝日」が見られました。

だるま朝日が見える原理

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「だるま朝日」とは蜃気楼の一種です。
放射冷却の影響で空気が冷え込み、上空の冷たい空気と比較的暖かい海面付近の空気の間に大きな気温差が生まれます。

空気の温度差によって、人の目に届く光が曲げられる蜃気楼が発生し、丸い朝日に首ができたようなゆがんだ形が現れるのです。

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福島県南相馬市
福島県南相馬市に近い双葉郡浪江町のアメダスでは5.6℃、高知県高知市のアメダスでは8.5℃を観測し、今季最も低い最低気温となりました。

関東以西は秋晴れ 寒暖差に注意

今日の福島県は日差しが届いても日本海方面から雨雲が流れ込んでにわか雨の可能性があります。西の空からモクモクとした雲が迫ってきたら突然の雨に注意してください。

一方、高知県は秋晴れの一日となります。朝と昼間の寒暖差が大きいため、体調を崩さないようお気をつけください。
>>ピンポイント天気予報

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)ふぁーまあ土佐さんクルタ (^^)さん

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