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11月の異名「霜月」 冬の訪れを感じる頃

2020/11/01 05:40 ウェザーニュース

いよいよ11月に入り、今年も早いもので残り二か月を切りました。

11月の異名として一般的なのは「霜月(しもつき)」です。
旧暦の11月は、だいたい現在の12月にあたり、霜が降りてくる時期であることからつけられた呼び名と考えられます。

11月には他にもいくつかの呼称があります。

他の呼び方とは?

10月の神無月(かんなづき)の由来は皆さんご存じでしょうか。
神社の神様は、10月になると出雲大社に集まるため、「神様のいない月」という意味で、一般的に「神無月」といわれます。

これに対して、11月には各神社に神様が戻ってくるということで「神帰月(かみかえりづき・しんきづき)」、「神来月(かみきづき)」、「神楽月(かぐらづき)」などとも呼ばれています。

また、「霜降月(しもふりづき)」、「霜見月(しもみづき)」、「雪待月(ゆきまちづき)」、「雪見月(ゆきみづき)」など、霜や雪に関するが呼称が多くなっています。

昔の人は、白く美しい霜や雪に冬のおもむきを感じていたことが伺えますね。
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