梅干しのダイエット効果が明らかに
梅干しは、古くから疲労回復や食中毒の予防などの効果が知られていますが、最近ではダイエット効果があることが科学的に明らかになってきました。
「私たちの研究では、梅には中性脂肪の増加を抑制し、エネルギー代謝を高める『レプチン』というダイエットホルモンを活発に分泌させる働きがあることが確認されています。また、梅干しを食べると主成分であるクエン酸が摂りこまれ、エネルギー代謝が良くなることで体内の余分な脂肪が身体に蓄積されるのを防ぐ効果があります」(宇都宮先生)
「私たちの研究では、梅には中性脂肪の増加を抑制し、エネルギー代謝を高める『レプチン』というダイエットホルモンを活発に分泌させる働きがあることが確認されています。また、梅干しを食べると主成分であるクエン酸が摂りこまれ、エネルギー代謝が良くなることで体内の余分な脂肪が身体に蓄積されるのを防ぐ効果があります」(宇都宮先生)
加熱するとダイエット効果が高まるワケ
これまであまり聞いたことがなかったのですが、梅干しはそのまま食べるより、焼いた方が一層ダイエット効果が高まるというのです。
「梅干しに含まれる『バニリン』という成分は脂肪を燃焼させ、脂肪細胞を小さくする効果があります。この『バニリン』は梅干しを加熱すると約1.3倍に増加します。また加熱によりクエン酸と糖分が結合し『ムメフラール』という物質ができますが、これは血流を良くし、代謝を活発にする働きがあります。つまり、梅干しを焼くとダイエットに効果がある物質が増えるのです」(宇都宮先生)
梅干しを焼くとダイエット効果が高まるというのは驚きですが、焼くにはどうすればよいのでしょうか。
「直火で焼いても良いのですが、要は加熱すれば『バニリン』や『ムメフラール』が増えるので、電子レンジでもよいし、炒め物や煮物に使っても同様の効果が得られます。ただし、加熱すると梅干しの細胞が壊れ抗菌力が落ちるので、1週間程度で食べきるようにしてください」(宇都宮先生)
焼き梅干しには、塩辛いものより減塩の梅干しの方が向いているそうです。ついつい食べ過ぎが気になる方は、この秋さっそく焼き梅干しを試してみませんか。
>>ウェザーニュース記事一覧
「梅干しに含まれる『バニリン』という成分は脂肪を燃焼させ、脂肪細胞を小さくする効果があります。この『バニリン』は梅干しを加熱すると約1.3倍に増加します。また加熱によりクエン酸と糖分が結合し『ムメフラール』という物質ができますが、これは血流を良くし、代謝を活発にする働きがあります。つまり、梅干しを焼くとダイエットに効果がある物質が増えるのです」(宇都宮先生)
梅干しを焼くとダイエット効果が高まるというのは驚きですが、焼くにはどうすればよいのでしょうか。
「直火で焼いても良いのですが、要は加熱すれば『バニリン』や『ムメフラール』が増えるので、電子レンジでもよいし、炒め物や煮物に使っても同様の効果が得られます。ただし、加熱すると梅干しの細胞が壊れ抗菌力が落ちるので、1週間程度で食べきるようにしてください」(宇都宮先生)
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