トイレのにおい? いいえ、キンモクセイの香りです
キンモクセイの特徴の一つに、強めの甘い香りを挙げることができます。
かつてはトイレの芳香剤の香りとしてもよく使われたため、「トイレのにおい」と認識している人もいそうです。今は部屋の芳香剤として使われているので、年中、キンモクセイの香りに包まれている人もいるかもしれませんが、キンモクセイは基本的には「秋の香り」ですね。
ウェザーニュースでは「今年、キンモクセイの香り 香った? 香ってない?」というアンケートを9月27日と10月4日に実施しました。それによると、9月27日の時点では、香りを「まだ感じていない」という回答が全国的に大多数でしたが、10月4日の時点では、関東地方を中心に「かなり感じた」「少し感じた」の回答が多くなりました。
かつてはトイレの芳香剤の香りとしてもよく使われたため、「トイレのにおい」と認識している人もいそうです。今は部屋の芳香剤として使われているので、年中、キンモクセイの香りに包まれている人もいるかもしれませんが、キンモクセイは基本的には「秋の香り」ですね。
ウェザーニュースでは「今年、キンモクセイの香り 香った? 香ってない?」というアンケートを9月27日と10月4日に実施しました。それによると、9月27日の時点では、香りを「まだ感じていない」という回答が全国的に大多数でしたが、10月4日の時点では、関東地方を中心に「かなり感じた」「少し感じた」の回答が多くなりました。
残念ながら台風14号の影響で、8日(木)から雨や風が強く吹いているエリアでは花が落ちてしまったところもありますが、10月に入り、キンモクセイが一気に開花し始めたことがうかがえます。
強い芳香を放つ一方、花は控えめ
キンモクセイは黄みがかった橙色(だいだいいろ)の花を咲かせる常緑樹です。花は小さいため、香りが感じられても、どこにあるのかわからず、「どこから漂ってくる香りだろう?」と、辺りをキョロキョロすることもあるかもしれません。
キンモクセイの花言葉の一つに「謙虚」があります。その由来は、すばらしい香りを放つのに比べ、花が控えめであることだとされています。
個性に満ちた独自の自分を持ちながら、出しゃばらず、控えめでもある。人にたとえると、なかなか望ましいあり方のようにも思えます。
キンモクセイの花言葉の一つに「謙虚」があります。その由来は、すばらしい香りを放つのに比べ、花が控えめであることだとされています。
個性に満ちた独自の自分を持ちながら、出しゃばらず、控えめでもある。人にたとえると、なかなか望ましいあり方のようにも思えます。
キンモクセイはギンモクセイの変種
キンモクセイは漢字では「金木犀」と書きます。「木犀」は樹皮が動物の犀(さい)の肌に似ているために付けられました。
キンモクセイはモクセイ科モクセイ属の樹木です。モクセイ科モクセイ属には、キンモクセイ以外の樹木もあります。
「ギンモクセイ」はその一つで、漢字では「銀木犀」と書きます。ギンモクセイの花は白色で、香りはキンモクセイよりも弱く、花に顔を近づけると感じられる程度です。
植物学の分類上、キンモクセイはギンモクセイの変種とされています。モクセイにはほかに、淡黄色の花を咲かせる「ウスギモクセイ(薄黄木犀)」などがあります。
香りの強いキンモクセイに鼻も目もいきがちですが、この秋はギンモクセイなどほかのモクセイにも意識を向けてみてはどうでしょうか。
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キンモクセイはモクセイ科モクセイ属の樹木です。モクセイ科モクセイ属には、キンモクセイ以外の樹木もあります。
「ギンモクセイ」はその一つで、漢字では「銀木犀」と書きます。ギンモクセイの花は白色で、香りはキンモクセイよりも弱く、花に顔を近づけると感じられる程度です。
植物学の分類上、キンモクセイはギンモクセイの変種とされています。モクセイにはほかに、淡黄色の花を咲かせる「ウスギモクセイ(薄黄木犀)」などがあります。
香りの強いキンモクセイに鼻も目もいきがちですが、この秋はギンモクセイなどほかのモクセイにも意識を向けてみてはどうでしょうか。
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参考資料など
『花言葉・花事典』(編者/フルール・フルール、池田書店)、『花ごよみ花だより』(編者/八坂書房、八坂書房)、『想いを贈る 花言葉』(監修/国吉純、ナツメ社)、『美しい花言葉・花図鑑 彩りと物語を楽しむ』(著者/二宮考嗣、ナツメ社)、『色と形で見わけ 散歩を楽しむ花図鑑』(監修/小池安比古、著者/大地佳子、写真/亀田龍吉、ナツメ社)