甘柿と渋柿の違いは?
柿の歴史は古く、奈良時代にはすでに遣唐使らによって伝えられていたという説が残っているそうです。そんな柿には甘柿と渋柿の2つがあります。甘柿は主に生で食べる用、渋柿は干し柿に使われます。一見、見た目ではわかりにくいのですが、包丁で切ってみると大きな違いがわかります。
味の決め手は「タンニン」
中を見てみると黒い斑点があるか無いかで見分けることができます。この黒い斑点が柿が甘いか渋いかを決める「タンニン」と呼ばれるものです。
このタンニンが酸化して黒くなっていると、食べたときに渋さを感じずにおいしく食べることができます。
このタンニンが酸化して黒くなっていると、食べたときに渋さを感じずにおいしく食べることができます。
渋柿をおいしく食べるには干し柿
なぜそうまでして?
渋柿はそのままだと渋くてとても食べることはできませんが、干し柿にすることでおいしく食べることができます。
なぜ渋い柿でも手間をかけて食べようとしたか、不思議に思われるかもしれませんが、これにはちゃんと訳があるのです。
なぜ渋い柿でも手間をかけて食べようとしたか、不思議に思われるかもしれませんが、これにはちゃんと訳があるのです。
柿は他の果物に比べてとても糖度が高い
糖度計で計ってみると、マスクメロンは10.7、巨峰は14.4ですが、柿はさらに高い15.5もあるのです。なので、昔の人は努力して、甘い柿を食べようとしたんですね♪
これからは柿が旬になってきます。柿を食べるときにはぜひこの小ネタを思い出して食べてみてください。
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