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富士山が初冠雪 甲府地方気象台が発表 昨季より24日早い観測

2020/09/28 09:11 ウェザーニュース

山梨県富士河口湖町より(28日7時30分頃撮影)

今日9月28日(月)、山梨県の甲府地方気象台は富士山の初冠雪を発表しました。平年より2日早く、昨季より24日早い観測です。

富士山周辺では昨夜は雷雨となっていましたが、富士山頂では気温が氷点下で雪となり、今朝はスッキリと晴れたことで雪化粧した様子が周辺から見られました。

実は1週間前も麓からは雪化粧姿が見えていた

また、一週間前にも富士山頂付近では雪が降り、21日(月)に山梨県富士吉田市で”初雪化粧”の宣言がありましたが、甲府地方気象台からは富士山頂付近が冠雪した様子を確認することができなかったため、初冠雪の発表はありませんでした。

今日は秋晴れでスッキリと晴れ渡っているため、甲府地方気象台からも冠雪した富士山を確認できたと考えられます。

富士山初冠雪の定義

甲府地方気象台HP参考
初冠雪とは、その年の「最高気温日」を観測して以降に、「山の全部または一部が、雪または白色に見える固形降水(雹など)で覆われている状態を下から初めて望観できたとき」を指します。

富士山の初冠雪を観測、発表するのは甲府地方気象台です。たとえば富士山の麓や静岡県側から雪化粧が見えたとしても、山梨県甲府市にある甲府地方気象台から富士山の冠雪の様子が見えないときには初冠雪は発表されません。

以前は河口湖測候所も同様に観測、発表をしていましたが、2003年9月に河口湖測候所の有人化業務が終了した以降は甲府地方気象台に一元化されています。甲府気象台による初冠雪の平均日は9月30日、昨季の初冠雪観測日は10月22日でした。

今日は秋晴れ続く

東京都新宿区より(28日7時45分頃撮影)
今日28日(月)の富士山周辺は秋晴れが続き、青空を背景に雪化粧した富士山が一日を通して見られる予想です。

また、空気も乾燥しているため見通しもよく、少し離れた関東地方からも、頭が少し白くなった富士山を見られています。

冬の装いに変わりつつある富士山を見ながら、週末に溜まった洗濯物を外干しするなんていうのもよさそうです。

>>今いるところの天気・気温

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)みおさん コルカさん
甲府地方気象台ホームページ
http://www.jma-net.go.jp/kofu/index.shtml