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紅葉見頃予想2020【西日本編】

2020/11/05 12:39 ウェザーニュース

西日本エリアの今年の紅葉見頃予想です。

近畿の見頃予想

平野部の見頃は11月中旬以降、鮮やかな紅葉に期待

近畿は、10月中旬や10月末〜11月上旬に流れ込んだ寒気の影響で標高の高い山から色づきが進み、大台ヶ原(奈良)では平年並の見頃となりました。

現在、標高の高い山では紅葉シーズン終盤で、高野山(和歌山)などの低い山に見頃エリアが移っています。

今後、11月は平均気温がやや高い傾向にあるものの、周期的に晴れて朝晩は放射冷却が効き、色づきに必要な冷え込みが見込めます。このため、嵐山(京都)などまだ見頃を迎えていない多くの地点で、平年並の時期に見頃を迎える予想です。

各地で鮮やかな紅葉を見ることができそうです。

中国の見頃予想

平野部の見頃は11月中旬以降、鮮やかな紅葉に期待

10月後半の中国は晴れた日が多く、朝晩は放射冷却が効いて冷え込みました。
標高が高い山から色づきが進んで大山(鳥取)では平年並の見頃を迎え、例年11月頭に見頃を迎える三段峡(広島)などの低い山では平年よりやや早く見頃を迎えたところもあります。

今後、11月は平均気温がやや高い傾向にあるものの、周期的に晴れて朝晩は放射冷却が効き、色づきに必要な冷え込みが見込めます。このため、宮島(広島)などまだ見頃を迎えていない多くの地点でも、平年並の時期に見頃を迎える予想です。

各地で鮮やかな紅葉を見ることができそうです。

四国の見頃予想

平野部の見頃は11月下旬以降、鮮やかな紅葉に期待

四国は10月上旬および10月後半を中心に晴れて朝晩は放射冷却が効き、標高が高い山から色づきが進んで石鎚山(愛媛)や剣山(徳島)では平年よりやや早い見頃を迎えました。

11月頭にはこの時期としては強い寒気が流れ込み、現在はべふ峡(高知)などの低い山でも平年よりやや早い見頃を迎えています。

今後、11月は平均気温がやや高い傾向にあるものの、周期的に晴れて朝晩は放射冷却が効き、色づきに必要な冷え込みが見込めます。このため、特別名勝栗林公園(香川)など多くの地点で平年並の時期に見頃を迎える予想です。

各地で鮮やかな紅葉を見ることができそうです。

九州の見頃予想

平野部の見頃は11月中旬以降、鮮やかな紅葉に期待

10月後半の九州は晴れた日が多く、朝晩は放射冷却が効いて冷え込みました。標高の高い山から色づきが進んで雲仙・仁田峠(長崎)では平年並の見頃を迎え、北山ダム(佐賀)など低い山では11月頭に流れ込んだこの時期としては強い寒気の影響で、平年よりやや早く見頃を迎えています。

今後、11月は平均気温がやや高い傾向にあるものの、周期的に晴れて朝晩は放射冷却が効き、色づきに必要な冷え込みが見込めます。このため、秋月城跡(福岡)などまだ見頃を迎えていない多くの地点で、平年並の時期に見頃を迎える予想です。

各地で鮮やかな紅葉を見ることができそうです。