今回の熱帯低気圧には大きな特徴があります。それは中心から北東側に活発な雨雲が広がっている点です。気象衛星ひまわり8号の詳細な可視画像を見ると、八丈島の南西海上に小さく渦を巻いた雲が確認できます。これが熱帯低気圧の中心です。周辺にはあまり雲がありません。
中心から少し北東側に離れた、房総半島や伊豆諸島付近に大きくまとまった雨雲が広がっています。
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中心から少し北東側に離れた、房総半島や伊豆諸島付近に大きくまとまった雨雲が広がっています。
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雨のピークは接近より早く

こうした特徴から、熱帯低気圧が最も近づく今夜遅くではなく、それより前のタイミングで雨のピークになる見込みです。
千葉や茨城の沿岸部や福島県の浜通りなどで夕方にかけて、局地的に強い雨の降るおそれがあり、道路冠水や中小河川の増水などに注意が必要になります。東京都心などは活発な雨雲がかかりにくいため、雨が強まったとしても一時的で、大きな影響の出る可能性は低い見通しです。
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千葉や茨城の沿岸部や福島県の浜通りなどで夕方にかけて、局地的に強い雨の降るおそれがあり、道路冠水や中小河川の増水などに注意が必要になります。東京都心などは活発な雨雲がかかりにくいため、雨が強まったとしても一時的で、大きな影響の出る可能性は低い見通しです。
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参考資料など
気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構