昨日10日(木)に小笠原近海で発生した熱帯低気圧はゆっくりと北上を続け、明日12日(土)の朝には東海沖に達する予想です。

熱帯低気圧が近づくに連れて、関東や東北南部には東からの非常に湿った空気が次々に流れ込むため、雨雲が発達しやすくなります。明日は一日を通して断続的に雨が降り続く見込みです。

東よりの風がぶつかることで、活発な雨雲が長時間かかり続ける、関東西部の山沿いや福島県阿武隈高地の東側などで、特に雨の量が多くなると見ています。

また、沿岸部に局地的な前線が発生した場合は、房総半島など南部でも雨が激しくなるおそれがあります。1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降る所があり、総雨量は多い所で100～150mmに達する見込みです。

局地的にはさらに雨量が多くなる可能性もありますので、道路冠水や土砂災害、河川の増水などに警戒をしてください。
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