今後も太平洋赤道域の中部に見られる海洋表層の冷水が、今後東に移動し、東部の海面水温が平年より低い状態を、しばらくの間は維持すると考えられます。
エルニーニョ現象を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、秋から冬のはじめにかけて基準値より低い値で推移したあと、次第に基準値に近づく見込みです。
このため、冬にかけてはラニーニャ現象が継続する可能性が高くなっています。
エルニーニョ現象を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、秋から冬のはじめにかけて基準値より低い値で推移したあと、次第に基準値に近づく見込みです。
このため、冬にかけてはラニーニャ現象が継続する可能性が高くなっています。
ラニーニャ現象は2017年秋~18年春以来
ラニーニャ現象の発生時は、北西太平洋の対流活動が活発になる傾向です。ウェザーニュースで台風やハリケーンの予測を行うグローバルストームセンターの見解では、9月~11月にかけての台風の発生数が平年並みになると見ています。引き続き台風の動向に要注意です。
ラニーニャ発生時の冬の天候は統計的に目立った特徴はないものの、偏西風の蛇行を引き起こして、日本付近に寒気の流れ込みやすいパターンになることがあります。
前回ラニーニャ現象が発生した2017~18年の冬は平均すると全国的に寒い冬でした。3か月予報では、11月から気温が平年並みに戻る予想です。高温傾向が続く秋から冬になり一変するのか、注目していく必要があります。
» この先3か月の長期予報
ラニーニャ発生時の冬の天候は統計的に目立った特徴はないものの、偏西風の蛇行を引き起こして、日本付近に寒気の流れ込みやすいパターンになることがあります。
前回ラニーニャ現象が発生した2017~18年の冬は平均すると全国的に寒い冬でした。3か月予報では、11月から気温が平年並みに戻る予想です。高温傾向が続く秋から冬になり一変するのか、注目していく必要があります。
» この先3か月の長期予報
参考資料など
気象庁より