こまめな水分補給で暑さを避ける
厚生労働省は、停電時における熱中症予防について注意喚起をしています。停電でエアコンや扇風機が使用できないときは、熱中症を予防するために次のことを呼びかけています。
▼室内でも、外出時でも、喉の渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、経口補水液(食塩とブドウ糖を溶かしたもの)などを補給しましょう。
▼できるだけ風通しのよい日陰など、涼しい場所で過ごしましょう。
▼衣服をゆるめて、体を冷やしましょう(首回り、脇の下、足の付け根など)。
▼室内でも、外出時でも、喉の渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、経口補水液(食塩とブドウ糖を溶かしたもの)などを補給しましょう。
▼できるだけ風通しのよい日陰など、涼しい場所で過ごしましょう。
▼衣服をゆるめて、体を冷やしましょう(首回り、脇の下、足の付け根など)。
「ツボ押し」も熱中症予防に効果
熱中症の予防には、東洋医学の「ツボ押し」も有効です。
「熱中症は、体に溜っている熱(暑邪)が大きな要因ですから、その熱を体の外に出してあげれば予防できます。即効性があるのは『ツボ押し』です」というのは、源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸郁保先生です。
ツボの1つが、「陽谷」です。このツボは、手の甲側、小指のラインと手首が交差するあたりのくぼみにあります(ボコっと出ている骨の小指側の際あたり)。陽谷は体内の熱を外に放散するツボとされ、暑邪の熱を取る効果が期待できます。細い血管にも通じるので、暑さで動悸がするときなどにも有効です。
「熱中症は、体に溜っている熱(暑邪)が大きな要因ですから、その熱を体の外に出してあげれば予防できます。即効性があるのは『ツボ押し』です」というのは、源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸郁保先生です。
ツボの1つが、「陽谷」です。このツボは、手の甲側、小指のラインと手首が交差するあたりのくぼみにあります(ボコっと出ている骨の小指側の際あたり)。陽谷は体内の熱を外に放散するツボとされ、暑邪の熱を取る効果が期待できます。細い血管にも通じるので、暑さで動悸がするときなどにも有効です。
また、精神を安定させるツボとして、「通里」と「内関」があります。通里は、手の平側、小指側の手首の一番太いシワから肘に向かって親指1本分のところにあります。内関は、手の平を広げた時に手首から肘にかけて縦に走る2本の筋の真ん中、手首にある一番太いシワから肘に向かって指3本分の位置になります。
ともに精神安定のツボですから、熱中症気味で頭がボーッとしているときや、どうも判断力が鈍っているときなどにお勧めです。また、通里には陽谷と同様、熱を放散する作用もあります。
ともに精神安定のツボですから、熱中症気味で頭がボーッとしているときや、どうも判断力が鈍っているときなどにお勧めです。また、通里には陽谷と同様、熱を放散する作用もあります。
親指でじわーと10秒押すのがコツ
ツボ押しをする際には、親指で10秒くらいを目安に、じわーと圧をかけ、左右両方で行います。これを5セットくらいやると効果的です。
熱中症予防は、涼しいところで体を休めて、しっかり水分補給をした上で、これらのツボ押しで、体内の暑邪を取り除きましょう。
» ウェザーニュース記事一覧
熱中症予防は、涼しいところで体を休めて、しっかり水分補給をした上で、これらのツボ押しで、体内の暑邪を取り除きましょう。
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参考資料など
取材先:源保堂鍼灸院、瀬戸郁保氏・瀬戸佳子氏(http://genpoudou.com/)
参考資料:厚生労働省「停電時における熱中症予防について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000212521_00006.html)
参考資料:厚生労働省「停電時における熱中症予防について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000212521_00006.html)