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九州で40万戸以上停電 台風後は熱中症に注意

2020/09/07 10:12 ウェザーニュース

九州では北部沿岸を中心に暴風や強風が続くものの、台風10号の中心は九州から離れつつあります。

熱中症リスクが高まる

宮崎の気温変化
九州では強雨のエリアは徐々に縮小し天気はゆっくりと回復に向かう予想です。ただ、天気の回復とともに暑さもぶり返します。

今日の宮崎や大分の予想最高気温は31℃、明日8日(火)は各地で30℃前後まで気温が上がり、10日(木)まで晴れて残暑が続く見込みです。
>>今いるところの天気・気温

九州で約45万戸が停電(7時現在)

九州電力の発表によると7時時点で約45万戸が停電しており、停電の復旧に時間を要すると熱中症のリスクが高まります。

実際、鹿児島市のウェザーニュース会員から「停電でエアコン、扇風機が使えず、窓も開けられないので暑くて全く眠れませんでした」という報告が寄せられています。

過去には台風被災の停電で熱中症による死者も

昨年の9月に台風15号(令和元年房総半島台風)が関東を通過した時は千葉県を中心に暴風が吹き荒れ、倒木の影響で広範囲・長期間の停電が発生しました。
台風が通過した後は強い日差しとフェーン現象の影響で気温が上昇し、千葉県内では高齢者を中心に台風被災の停電のため、熱中症とみられる症状による死者が相次ぎました。

復旧作業の際は熱中症に備えてこまめに水分を摂るようにしてください。帽子や日傘も暑さ対策に役立ちます。