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北陸では朝は30℃下回らず、すでに猛暑日 台風9号の間接的な影響

2020/09/03 08:53 ウェザーニュース

今日3日(木)は、台風9号に向かって吹く風が日本海側では風が山越えとなり、昨日と同様にフェーン現象が発生します。晴れて強い日差しが照り付けること、昨夜は気温があまり下がっていないことも加わり、すでに猛暑日のところが出てきました。昼間は体温を超える厳しい暑さになる予想です。

9月とは思えない暑さになるので熱中症に厳重に警戒をしてください。
>>今いるところの天気・気温

昨夜から気温下がらず 夜中も30℃以上

昨夜から今朝にかけても、台風9号に向かう南寄りの風が吹き続けました。そのためフェーン現象で日本海側では気温が下がらず、新潟県糸魚川では、今朝の最低気温が30.9℃となっています。

そのほか、鳥取や松江など8地点で夜中も30℃以上の気温が続きました。

8時30分までに35℃到達、昼間は38℃予想も

気温の予想 3日(木)14時
8時30分までに、新潟県上越市高田や大潟、三条市では、35.0を観測して、すでに猛暑日となりました。

今日このあとも強い日差しと南風によるフェーンの影響で、日本海側ではさらに気温が上がります。

新潟県三条市では38℃予想と体温を大きく上回る危険な暑さとなり、そのほかの地点でも9月とは思えない厳しい暑さとなります。熱中症に警戒が必要です。

<今日の予想最高気温(3日8時発表)>
38℃:三条(新潟)
37℃:鶴岡(山形)、長岡(新潟)、豊岡(兵庫)、鳥取
36℃:秋田、酒田(山形)、新潟、輪島(石川) など

長く続く暑さで体に疲れが溜まってきています。夜もあまり気温が下がらず寝苦しい日も続いているので、夏バテしないよう適度に休憩を意識的に取るようにしてください。
>>熱中症レーダーで暑さ指数を確認

室内にはぜひ温度・湿度計を

最近では、室内でエアコンを使用していても熱中症で亡くなってしまう方も出てきています。

エアコンは設定温度を28℃にしても、日差しや部屋の広さなど関係もあり、室内が必ずしも設定温度通りの28℃になるとは限りません。できれば温度計・湿度計を室内の見えるところに置いて、室内の温度をこまめに確認して、室温が高い場合にはエアコンの設定温度を下げることをオススメします。

また、扇風機やサーキュレーターなどを併せて使用すると、室内をまんべんなく冷やすことができるので、こちらも試してみてください。

熱中症レーダーで暑さ指数をチェック

ウェザーニュースのスマートフォンアプリでは、「熱中症レーダー」で熱中症予防の目的でつくられた指標「暑さ指数(WBGT)」をマップで確認できます。
警戒(WBGT25℃〜)・厳重警戒(28℃〜)・危険(31℃〜)に加え、「熱中症警戒アラート」レベル(33℃〜)の4段階で表示され、その日の熱中症の危険度がひと目でわかります。

ウェザーニュース会員になると、24時間先までの予想もご覧いただるようになるので、勤務先や移動先の予想も確認することができます。
熱中症の危険性が非常に高い予報が出ている場合は、外出を避けて冷房の効いた涼しい室内で過ごすようにするなど、対策にお役立てください。
>>熱中症レーダーを見る
>>アプリをダウンロードして見る