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<台風10号>九州で停電リスク 対策は今日のうちに

2020/09/05 14:49 ウェザーニュース

台風10号が、特別警報級の勢力で九州や沖縄へ接近するおそれがあります。
九州では最接近前の明日6日(日)から雨風が強まる予想です。暴風などにより大規模な停電が発生した場合、生活に大きな影響が出るおそれがあります。

停電が長引くと生活に大きなダメージが生じるため、今日5日(土)の明るいうちに対策をしておくようにしてください。

電源の確保

乾電池やモバイルバッテリーなどで電源の確保に努めてください。手回しで充電できるタイプのラジオがあるとより安心です。

スマートフォンの電池が切れると大事な情報源・通信源がなくなってしまいます。今のうちにモバイルバッテリーをフル充電をしておいたり、乾電池式の充電器をじゅんびしておくと、さらに安心です。

また、停電の長期化に備えて小型の発電機をお持ちの方は、動作確認をしておくと慌てずにすみます。

電灯の確保

日が沈んだ後に停電になると、周囲は暗闇になって大変危険です。懐中電灯やテーブルなどに置いておけるランタン形式のものを準備しておいてください。

飲料水・生活用水の準備

マンションなどではポンプで給水をしている場合があり、停電に伴って断水するおそれがあります。

飲料用に数日分のミネラルウォーターを準備したり、トイレなど生活用水のためにバケツや湯船に水を確保しておくと安心です。

熱中症対策

9月に入ったとはいえ、まだまだ厳しい残暑が続きます。
停電が思いのほか長引いてしまうと、エアコンや扇風機などが使用できず、危険な状態になります。

熱中症対策として電池で駆動する携帯用扇風機や保冷剤を備えておくと安心です。
>>今いるところの天気・気温

停電時は冷蔵庫を極力開けない

冷蔵庫は停電しても2~3時間は冷気を保てますが、ドアを10秒開けただけで中の気温が1℃上がるといわれています。

夏と比べて気温は低くなってきていますが、保冷のためにもし停電が発生してしまった場合は、冷蔵庫を極力開けないようにしてください。

5km単位で停電発生リスクを確認

上記「停電リスク予測」では、5km単位で停電発生のリスクを予想しています。
GPSの位置情報を活用し、あなたが今いる場所の停電リスクをマップでひと目で確認することができます。ピンチ操作でマップのズームも自由自在。現在地だけでなく、職場や実家周辺の停電予測も把握可能です。