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台風9号の東側に新たな熱帯低気圧 早くも次の台風がスタンバイか

2020/08/31 14:41 ウェザーニュース

大型で強い勢力の台風9号は沖縄の南の海上を発達しながら北上し、今夜以降、沖縄本島にかなり近づくため厳重な警戒が必要です。そして、台風9号の少し東には、別の雲の塊がまとまり、熱帯低気圧が発生しています。
気象衛星による雲の画像を見ると、大きく渦を巻いた台風9号の雲の東側に、多くの積乱雲がまとまった雲の塊が確認出来ます。現段階では渦を巻くような動きが見られないものの、新たな熱帯低気圧となりました。

海面水温高く、発達のエネルギーは十分

日本近海の海面水温
台風8号や9号によって撹拌された海域に比べ、熱帯低気圧が発生した周辺の海面水温がより高く、30℃以上の領域が大きく広がっています。熱帯低気圧が発達するエネルギーは十分に蓄えられており、上空の風の条件が整えば、熱帯低気圧から台風に発達していく可能性があります。

31日(月)現在、ヨーロッパ中期予報センターやアメリカ海洋大気庁など複数のコンピューターシミュレーションで台風の発生を予測している状況です。台風9号に続いて、日本列島に影響を与えることも考えられますので、こちらにも注目です。
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