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週刊地震情報 2020.8.30 岐阜県美濃中西部で震度3 過去にM6超が発生した震源付近

2020/08/30 11:26 ウェザーニュース

この1週間で、国内で観測された地震回数は前週に比べると少なくなりました。震度3以上の地震は2回発生しています。西日本から中部にかけての内陸部でやや地震が目立ちます。(8月24日~8月30日10時の集計)

国内:岐阜県美濃中西部を震源とする最大震度3の地震

岐阜県美濃中西部の地震
27日(木)8時55分頃、岐阜県美濃中西部を震源とするマグニチュード4.0の地震が発生しました。地震の規模はそれほど大きくなかったものの、深さが9kmと浅かったため、関市で最大震度の3を観測、可児市や美濃市などでは震度2を観測しています。

地震のメカニズムは西北西ー東南東方向の横ずれ型と解析され、関市の隣、七宗町まで伸びる阿寺断層帯の一部、白川断層帯での活動と似たタイプです。ただし、既知の断層帯からは少し離れているため、関係する活動かどうかははっきりしません。

今回の震源付近では1934年にマグニチュード6.3の大きな地震が発生したことがあります。深さが6kmと浅く、遠く離れた山梨県・富士河口湖町や滋賀県・彦根市で震度4の揺れを観測しました。こうした地震が頻発する訳ではないものの、岐阜県内には活断層が多く知られています。直下型の地震で強い揺れに見舞われるリスクは十分にあり、日頃の対策が欠かせません。

世界:パプアニューギニアでM6超の地震が連続

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は3回発生しています。最も大きなものは26日(水)にパプアニューギニア・ニューブリテン島の沿岸で発生したマグニチュード6.2の地震です。北北西ー南南東方向に圧力軸をもつ逆断層型の地震と解析されています。

先週のインドネシア・スマトラ島沖の地震と同様、今回も短い間隔でマグチュード6クラスの地震が相次ぎました。上述の地震の5分前にほぼ同じ震源で、マグニチュード6.0の地震が発生、メカニズムもほぼ同様です。

パプアニューギニアはオーストラリアプレートと太平洋プレートの境界付近に位置しており、周囲のテクトニクスは非常に複雑です。ニューブリテン島周辺は強い地震の多発地域で、2018年にはマグニチュード6.1の地震の3分後にマグニチュード7.0が発生したケースがあります。
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参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。