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九州など午前中から猛暑日 台風8号の影響でフェーン現象

2020/08/25 11:10 ウェザーニュース

今日25日(火)も暑くなっています。台風8号に吹き込む風がフェーン現象を引き起こし、九州などは午前中から35℃以上の猛暑日です。

山越えの風でフェーン現象が発生

25日(火)11時の実況気温
11時の段階で最も気温が上がっているのは熊本県八代市で36.9℃を観測しています。台風8号に向かって吹く東南東からの風が、九州山地を越えて、熊本県の沿岸部に吹き下ろす形となり、フェーン現象が発生。特に気温が上がっています。

また、福岡市や鳥取県米子市などもすでに35℃を超え、すでに16地点が猛暑日です。

午後は体温超えの暑さの所が増加

25日(火)午後の暑さ指数(WBGT)
午後にかけては九州の東シナ海側や山陰から北陸にかけての日本海側でフェーン現象が発生しやすく、気温がさらに上がる見込みです。鳥取市や兵庫県豊岡市で37℃を予想するなど、体温を超えるような暑さの所が出てきます。

熱中症のリスクが高まりますので、外出は必要最小限に留め、エアコンや換気などで室内温度を調整するようにしてください。喉の乾きを感じる前に、こまめに水分補給を行うことも必要です。
» 今日明日の熱中症危険度は?

フェーン現象とは?

フェーン現象とは?
フェーン現象とは、気流が山脈を越える際に、湿度が低下して乾燥した高温の空気となり、山脈の反対側のふもとで乾燥した高温をもたらす現象のことです。

去年の8月には台風10号の影響で北陸を中心にフェーン現象が発生し、新潟県胎内市・中条や石川県志賀町などで、40℃を超える記録的な暑さを観測しました。
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