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台風8号北上でフェーン現象か 25日(火)以降は日本海側で40℃近い暑さに

2020/08/23 18:17 ウェザーニュース

台風8号の進路により、25日(火)以降は日本海側でフェーン現象が発生し、40℃近い暑さになる可能性があります。
25日(火)朝の段階で、台風8号は九州の西の海上に達し台風に向かって吹き込む南風が次第に強まる見込みです。この風が山越えとなるため、特に西日本の日本海側で気温が上がりやすくなります。

鳥取で38℃まで上がる予想

25日(火)午後の予想気温
25日(火)午後の予想気温の分布でも、九州北部や山陰などに35℃以上の赤色となっていることがわかります。23日(日)夕方時点の予想気温は、鳥取市で38℃、福岡市や福井市で37℃です。風向きや風の強さによっては局地的にさらに気温が上昇し、40℃に達してもおかしくありません。

台風の動きが遅いため、日本海側で気温の上がりやすい気圧配置は、27日(木)頃まで続く見込みです。フェーン現象が発生する場合は風が強く、非常に乾燥するため、火災が拡大しやすいという懸念もあります。熱中症とともに火の元にも注意をしてください。

フェーン現象とは?

フェーン現象とは?
フェーン現象とは、気流が山脈を越える際に、湿度が低下して乾燥した高温の空気となり、山脈の反対側のふもとで乾燥した高温をもたらす現象のことです。

去年の8月には台風10号の影響で北陸を中心にフェーン現象が発生し、新潟県胎内市・中条や石川県志賀町などで、40℃を超える記録的な暑さを観測しました。
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