25日(火)以降は予報円が大きく
この台風の進路を示す予報円が非常に大きく、25日(火)15時の段階では直径が520km、26日(水)15時では直径が740kmとなっています。予報円は台風が進むに連れて大きくなるため、台風の大きさを示していると誤解されるケースがありますが、そうではありません。
予報円とは「70%の確率で台風の中心が入る範囲」を示しているもので、台風そのものの大きさとは一切関係がないものです。
予報円とは「70%の確率で台風の中心が入る範囲」を示しているもので、台風そのものの大きさとは一切関係がないものです。
予報円の大きさを決める2つの要素
予報円の大きさは、主に2つの要素によって決まります。それは「進行方向の予測の幅」と「速度の予測の幅」です。偏西風といった上空の風の流れや、高気圧・低気圧の位置関係によって大きく変化します。
方向は定まっていても速度の予測にブレがあったり、その逆の場合も予報円は大きくなります。
方向は定まっていても速度の予測にブレがあったり、その逆の場合も予報円は大きくなります。
世界各国の予測シミュレーション
世界各国の機関によるシミュレーションの結果を見ると、台風8号の進路は高気圧の勢力によって東西のブレが想定される上、台風を動かす上空の風が弱いため、速度のブレも考えられます。今回の台風は2つの要素のどちらもブレが大きいため、予報円が大きくなっているのです。
台風に関する情報を正確に理解し、適切な備えを行っていくようにしましょう。
» ウェザーニュース 台風情報
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